はい。おきのすけです。
今回は40代で初めての台湾・台北旅行記の第13弾として、台北101の展望台へ行ったときの様子をレポートします。
台北101は前回レポートした龍山寺と同様、台北市の「四大外国人観光地」の1つに挙げられているスポットです。
台北101は日本の「東京スカイツリー」や「あべのハルカス」のように、超高層の展望台がある台北のランドマークともいえる施設です。
今回の記事では台北101の展望台のレポートとあわせて、台北101の展望台の入場チケットをお得に入手する方法もご紹介します。
👇前回訪れた「龍山寺」の旅行記はコチラ。
👇台湾・台北旅行記の第1弾はコチラ。
目次
台北101とは
台北101(タオベイイーバレイー)は、台湾で1番の高さを誇る超高層ビルです。
その高さは地上509.2メートル。
台北101は2007年7月にドバイのブルジュ・ハリファに抜かれるまで、世界一高いビルとしてその名を轟かせていました。
台北の一帯を遠くまで見渡せる展望台からは、数多くの観光地を眺めることができます。
お店やフードコートも充実しているので、台湾へ旅行に行ったらぜひ訪れたいマストスポットです。
【概要】
完成:2004年
高さ:509.2メートル
階数:地上101階 + 地下5階
営業時間
(日曜~木曜)11:00〜21:30
(金曜・土曜・祝日前)11:00~22:00
【アクセス】
MRT淡水信義線「台北101/世貿」駅
出口4から直結
【公式サイト】
https://www.taipei-101.com.tw
台北101へ行ってみた
龍山寺の次は、台北101へ向かいます。
龍山寺駅からMRT板南線に乗り、台北駅でMRT淡水信義線に乗り換えて、台北101の最寄駅である「台北101/世貿(タオベイイーバレイー/シーマオ)駅」に到着しました。
龍山寺駅を出発してから、30分もかからずに着いたと思います。
台北101に直結している出口は「4番出口」です。
駅から出ようとしたところ、出口付近で大勢の人たちが空を見上げていました。
駅を出て、周りの人たちと同じように空を見上げてみると……でかっ!……っていうか、真下!!
そっか。あまりにも真下すぎるから、みんなビルから少し離れた駅の出口付近で写真を撮っていたのね。
それにしてもデカいな~。
右手を見ると、かの有名なレストラン「鼎泰豐(ディンタイフォン)」がありました。
台湾へ行ったら、なにはともあれ鼎泰豐の小籠包は食べなくてはなりませんね。
台北101のビルの中へ
台北101に入っている各店舗は、午前11時からの営業開始です。
もっとも、展望台は午前9時から入場することができるので、まずは展望台へ向かうことにしました。
この時点でまだ午前10時過ぎくらい。なのに、もう鼎泰豐の入口の前にはお客さんの列ができています。
展望台の入口は5階にあります。
ここは地下1階なので、5階まで登らなければなりません。
周りを見ると、ところどころに展望台への案内表示があるので、道に迷うことはなさそうです。
突き当りにあるエスカレーターで1階へ移動します。
そのままエスカレーターを乗り継いで5階まで行こうと思ったものの、まだ店舗の営業が開始していないためか、1階から上のエスカレーターは動いていませんでした。
そこで周りを見回してみたところ、エスカレーターの近くに4階まで行けるエレベーターがあるのを発見。
4階に到着すると、ゴージャスな光景が広がっていました。
やたら天井が高いうえ、天窓から光が差し込んでいます。よく見たら、ハイブランドのお店ばかりです。
ここからエスカレーターで5階へ上ると、右側に展望台のチケットカウンターのエントランスがあります。
西洋風の豪華なフロアのなかに、なんだか東洋的な雲のようなマークを発見。
これは「如意」といって、中華思想で縁起のよいマークなのだとか。
また、台北101のビルが8つの節が連なるようなデザインになっているのは、中華思想で縁起の良い数字といわれている「八」を意識しているためなのだそうです。
台北101は、東洋の思想と西洋の文化を融合させた建物なのですね。
台北101の展望台のチケットカウンター
4階からエスカレーターに乗って、5階のチケットカウンターへやってきました。
入場チケットを持っていない人は、こちらでチケットを購入することができます。
カウンターの左手に自動券売機もあるので、そちらを利用してもよいでしょう。
大人:NT$600
身長115㎝以上の子供・学生:NT$540
※身長115cm未満の子供は無料
ファストパス:NT$1200
おきすけが訪れたのは早い時間だったためか、チケットカウンターはガラガラでした。
チケットカウンターのモニターには、入場チケットの料金のほか、「展望台の視界の状態」や「屋外展望台の開放の有無」についても掲示されています。
ぜひチェックしておきましょう。
おきのすけが訪れたときの視界の状態は、なんと「エクセラント」。やったね!
台北101の展望台のお得な割引入場チケットを手に入れる方法
KKdayで割引チケットを購入する
入場チケットはチケットカウンターで購入するよりも、オプショナルツアー販売サイトの「KKday」で購入したほうが安いです。
KKdayで入場チケットを購入した場合は、チケットカウンターへ並ばずに展望台の入口へ向かうことが可能なので、時間の節約にもなります。
訪問当日でもスマホから購入できるので、天気の状態によって展望台を訪れるか決めることができるのも助かりますね。
KKdayならファストパス(エレベーターに優先して乗ることができるパス)も割引価格です。
エポスカードでも入場チケットの割引を受けられる
エポスカードを持っている人は、チケットカウンターでエポトクサイトの画面とエポスカードを見せることによって、10%割引で入場チケットを購入することができます。
エポスカードは年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯されるため、海外旅行へ行くなら持っておきたいカードの1つですね。
いざ、台北101の展望台へ
WEBかチケットカウンターで入場チケットを入手したら、展望台の入口ゲートへ向かいます。
チケットカウンターがガラガラだったので、今日は展望台へ行く人が少ないのかな~と思いきや、それなりに行列ができていますね。
入口ゲートの手前では、台北101のマスコット「ダンパーベイビー」がお出迎えしてくれました。
ダンパーベイビーは5種類いて、台北101の様々な場所で会うことができます。
入口ゲートでは、手荷物検査と記念写真の撮影がありました。
飲食物の持ち込みは禁止されていますが、ペットボトルの水は持ち込んでも問題ないようです。
大きな荷物は持ち込めないので、事前にコインロッカーへ預けるなどしておきましょう。
並ぶ前は長蛇の列のように見えましたが、実際に並んでみるとサクサクと前に進みます。
手荷物検査から10分もせずにエレベーターの手前まで到着しました。
台北101のエレベーターは、2004年から2015年まで世界最速のエレベーターとしてギネスブックに認定されていました。
その移動速度は分速1010メートル。ここ5階から展望台の89階まで、たったの37秒で到着します。
そしてなんと、このエレベーターは日本企業の東芝製なのだとか。
台北101の展望台(89階)
エレベーターの中は真っ暗で、天井に星空が映るというステキな演出がなされていました。
キレイだな~と見とれていたのも束の間、あっという間にエレベーターは展望台へ到着。
扉が開くと……まぶし!
エレベーターの中が暗かったせいか、扉の外がとってもまぶしく感じます。
エレベーターを降りたすぐ先に、台北101のマスコットが設置されていました。
たくさんの人が楽しそうに記念撮影をしています。
この女の子のマスコットは、両手の指と口で「101」を表現しているみたいですね。
エレベーターの左手にあったインフォメーションで、日本語のガイドブックをもらいました。
たまたま注意事項が目に入ったので読んでみたところ、展望台ではガムを噛むことが禁止されているようです。
ガムはMRTでも禁止されていましたね。台湾ってガムに厳しいのかな……。
あと、なぜかサンダル履きもNGのようです。
外を眺めると……あらスゴい景色。
お天気がエクセラントなこともあって、遠くまでよく見えます。
遠くのほうに台北駅が見えました。
台北101から台北駅までの距離は5㎞くらいですが、けっこう離れているように感じますね。
iPhoneに似ているというウワサの国父紀念館の池が見えます。
台北101から国父紀念館までは徒歩で15分程度らしいので、あとで立ち寄ってみようかな。
おみやげ屋さんの前にポストが置かれていました。
ポストカードと切手を購入すれば、ここから日本へ手紙を送ることができるそうです。
さすがに九份までは遠すぎて見えないかな~。
なんじゃこりゃ~。ビルがねじ曲がっとる!
調べてみたところ、この建物は富裕層向けの高級マンションなのだとか。
いわゆる億ションですね。
窓の端からは、ビルの外に取り付けられている装飾を間近に見ることができます。
近代的なビルと、東洋的な装飾が絶妙にマッチしていますね。
展望台の中には、いくつかソファーが設置されていますが、あまり数は多くない印象です。
こちらは饒河街観光夜市のあたりかな。
基隆河にかかる2本の橋が目印になります。
台北101の屋外展望台(91階)
フロアを一周したので、91階の屋外展望台へ行くことにしました。
91階の屋外展望台までは、階段を使って移動します。
ここ89階の高さは、地上382メートルです。
日本一高いビルの「あべのハルカス」の高さが地上300メートルなので、それよりも82メートルも高いところにいるのですね。
地上333メートルの東京タワーよりも上にいます。
階段を登ること1~2分くらいで91階に着きました。
旅の疲れからか、たった2階しか登っていないのに太ももがパンパンです。
91階の屋外展望台の高さは、地上390メートルになります。
でーん。こちらが91階の屋外展望台です!
……想像していたよりも、若干こぢんまりとした感じかな。
91階の屋外展望台で解放されているのは、ビルの西側のみです。
89階の屋内展望台を一回りしてから訪れると、だいぶ狭く感じます。
91階から眺めた景色はこんな感じです。
ビルの西側なので、遠くに台北駅や中正紀念堂が見えます。
うっすらと観音山(グァンインサン)も見えました。
上を見上げると、そこには台北101のテッペンが。
屋外展望台は91階なので、まだ上に10階建てのビルが建っていることになるわけですよね。
91階の屋外展望台は、天気や風の状態が良い日にしか開放されていません。
台北101を訪れたときに開放されていたら、ラッキーだと思ってぜひ屋外展望台へ登ってみてください。
屋外展望台の他にも、91階には視聴覚ルームがあります。
101階の屋外展望台について(Skyline 460)
2019年6月からは、これまで限られたゲストしか入ることができなかった「101階にある屋外展望台」に入場することができるようになりました。
その高さは、なんと地上460メートルとのことです。
101階については通常の展望台の入場券では入ることができません。
「Skyline 460」というチケットを購入する必要があります。
チケットのお値段はNT$3000(10,500円くらい)と少々お高め。
「ちょっと贅沢だけど、せっかくだから行ってみたいな~」という方は、チケットカウンターでSkyline 460のチケットを購入するよりも、WEBから購入した方がお得です。
台北101のダンパーゾーン(88階)
奥さんと「そろそろ下に降りようか」という話しになり、下りエレベーターのある88階へ向かうことにしました。
先ほど上ってきた階段で、88階まで下ります。
88階へ下りると、丸くて黄色い謎の巨大な物体が現れました。
これは「TMD(チューンドマスダンパー)」という、風による振動を緩和するための装置です。
台北101のような超高層ビルは風の影響を大きく受けるため、風圧による振動への対策が非常に重要なのだとか。
チューンドマスダンパーは銅板を重ね合わせて作られたもので、重さが660トンもあるのだそうです。
660トンというと、シロナガスクジラ4頭分くらいの重さですね。
このチューンドマスダンパーは、92階から直径9センチメートルの太いケーブル16本によって吊るされています。
この装置によって、風や地震によるビルの振動を軽減させることができるのだそうです。
こちらは2015年8月に、台風が台湾の東部に上陸したときのダンバーの映像です。
シロナガスクジラ4頭分(しつこい)の超重たいダンパーが、こんなに大きく揺れるなんて恐ろしいですね。
最大で左右に100センチメートルも揺れたのだそうです。
ダンパーゾーンを抜けた先は、サンゴやヒスイなどの装飾品を販売しているお店になっていました。
おきのすけには購入できるほどの財力はないので、ただただ眺めて「へぇ~」とか「すげ~」などと驚くだけでしたが……。
台北101の5階で「台北101グッズ」を物色
下りのエレベーターに乗って、5階へ戻ってきました。
上りのエスカレーターの最高速度が分速1010メートルだったのと比べて、下りのエレベーターは分速600メートルだったので、少しゆっくりに感じましたね。
もっとも、時間的には上りが37秒なのに対して、下りは45秒と大差はないのですが……。
おみやげ屋さんがあったので、台北101を訪れた記念になりそうなものを物色しました。
こちらは「台北101好水」という、台北101の形をしたミネラルウォーターです。
お値段はNT$100(350円くらい)。ミネラルウォーターとしては、なかなかの高級品ですね。
なにかダンパーベイビーグッズがほしいな~、と思っていたところ、ガチャガチャがあったので試しにやってみました。
台湾の観光名所とダンパーベイビーがコラボした、全8種類のフィギュアのガチャガチャです。
おきのすけが当たったのは、十分のランタンとコラボしたフィギュアでした。
昨日、十分に行って楽しかったので、十分の思い出にもなってオッサンちょっと嬉しいかも。
こちらもお値段はNT$100(350円くらい)と、なかなか高価なガチャガチャです。
台北101の地下1階フードコートでお昼ごはん
続いて地下1階のフードコート(美食街)へやってきました。
「そろそろお昼だし、なにか食べようか」
台北101のフードコートは台湾料理だけでなく、洋食やエスニック、韓国料理なんかもあって、よりどりみどりです。
さてと、何を食べようかな~とお店を物色していたところ、奥さんの嬉々とした声が。
「見て見て、あれ食べたい!」
奥さんが指さす先を見ると、そこには「東京ラーメン」の文字が。
う~ん。せっかく台湾へ来たのに、東京ラーメンっていうのもなぁ……。
「まだ色々な料理がありそうだから、ひとまず一通り回ってみようか」
どうしても台湾っぽいものが食べたいおきのすけは、奥さんのご機嫌を損ねないようにそう伝えて、フードコートを先へ進むことにしました。
なにせウチの奥さんは、初めてのハワイ旅行での最初の食事に中華料理を選ぶような人です。
参考資料:【ハワイ旅行記】40代で初めてのハワイ(4泊6日)~1日目前編
フードコートをしばらく歩くと「思慕昔(スムージー)」と書かれた看板が目に入りました。
「あ、ここってマンゴーかき氷で有名なお店だよね。永康街の本店は激混みって聞くから、ここで食べてみない? 『レコメンデッド バイ CNN』とか書いてあるし。なんでCNNが推薦しているのかは謎だけど、とりあえずメッチャ美味しそうだよ!」
とにかく台湾っぽいものを食べたいおきのすけは、必死でスムージーをゴリ押しします。
「……いいよ」
やったー! 説得成功です。
ウチの奥さんはアイスが大好物なので、すんなりとOKが出ました。
さてさて、奥さんの気が変わらないうちに、速攻で注文しなくては。
「ハロー。ディスワンプリーズ」
ベタベタなカタカナ英語で、メニューに「超人気」と書かれていたマンゴーかき氷を注文しました。
店員さんから呼び出しベルをもらって、フードコートの空いていた席に座ります。
「なんか地雷みたい」
ちょっと奥さん、サラッと失礼なことを言わないで!
地雷……じゃなかった、呼び出しベルが鳴ったのでカウンターへかき氷を取りに行くと、なんと想像を遥かに超えた大きさです!
注文するときにNT$250(880円くらい)は少し高いなって思ったけれど、このボリュームなら逆に安いかもしれないな……。
食べてみたところ、かき氷がフワフワしていて超美味しい!
日本のかき氷は時間が経つと水になってしまいますが、台湾のかき氷はほとんど溶けないのですね。なんでかな~。
ただ、とっても美味しいんだけど、いかんせん量が多すぎて体が寒い。
フードコートの中は冷房がバッチリ効いているので、どんどん体が冷えていきます。
徒歩で台北101から国父紀念館へ
マンゴーかき氷を食べ終えると、2人で一目散に建物の外へ飛び出しました。
「あたたかい……」
台湾の強い日差しが、冷え切った2人の体を温めてくれます。
あ、でも、灼熱の台湾で暑さを感じていない今って、なかなかレアな状態なのでは。
「よし。体を温めがてら、国父紀念館まで歩いて行ってみようか」
奥さんも乗り気だったので、台北101から国父紀念館へ徒歩で向かうことにしました。
台北101の展望台は旅行の後半に訪れるのがオススメ
台北101は店舗やフードコートなどの施設が充実しているので、正直なところ展望台へ上らなくても楽しむことはできます。
ただ、せっかく訪れるのであれば展望台へ上ってみましょう。
お天気が良ければ、とっても楽しい思い出を作ることができると思います。
できれば台北101の展望台には、台湾旅行の後半に訪れることをオススメします。
事前に訪れた場所が多ければ多いほど、展望台からの眺めを楽しむことができると思いますので。
さて、次回は国父紀念館を訪れたときの様子をお伝えします。
よろしければ、引き続きオッサンの台湾旅行にお付き合いください。
ひとまず、以上!
~つづく~
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