はい。おきのすけです。
今回は40代で初めての台湾旅行記の第18弾として、帰国日の午前中に「迪化街(てきかがい:ディーホアジエ)」を訪問したときの様子をレポートします。
迪化街には有名店のからすみを購入するために訪れたのですが、それ以外にも注目のスポットやお店があって、予想していた以上に楽しむことができました。
MRT桃園空港線の台北駅から近いうえ、2時間くらいの滞在でひととおり観光することもできたので、時間がない帰国日に訪れるのに便利な街でした。
それでは、迪化街へ訪問したときの旅行記をお楽しみください。
👇前回の台北駅で「インタウンチェックインサービス」を利用したときの旅行記はコチラ。
目次
迪化街とは
迪化街は台北で最も古い問屋街です。
18世紀末に形成された迪化街の街並みは、まるで過去にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気を漂わせています。
迪化街は問屋街ということもあり、「ドライフルーツ」「からすみ」「漢方薬」「レトロ雑貨」など、台湾ならではのお土産をリーズナブルな価格で手に入れることが可能です。
最近は古い建物をリノベーションしたショップやカフェが増えて、台湾の若者たちに人気のスポットになっているそうですよ。
台北駅からタクシーで迪化街へ
迪化街を訪問するのは、奥さんのリクエストです。
実家へのお土産に、迪化街のからすみを買って帰りたいのだとか。
そこで、台北駅のインタウンチェックインサービスでスーツケースを預けた後、タクシーで迪化街へ向かうことにしました。
インタウンチェックインカウンターからタクシー乗り場までは、およそ100メートルくらいの距離です。
歩いて1分もかからずにタクシー乗り場へ到着しました。
トイレを済ませてから停車中のタクシーのほうへ向かうと、係員のおじさんが「グッモーニン」と英語で挨拶をしながら近寄ってきました。
そこで、すかさず奥さんが「迪化街」と書いたメモを渡したところ、すんなりとタクシーの前に案内してもらうことができました。
タクシーの運転手さんも、わざわざ車から降りてきて出迎えてくれました。
運転手さんは、どことなく俳優の梶原 善さんに似ています。
優しく出迎えてはくれたものの、係員のおじさんから渡されたメモを見たときに、運転手さんが少し苦笑いをしていたのが気になりました。
タクシーの運転手さんは、英語も日本語も話すことができないようです。
乗車した直後は中国語で話しかけてくれましたが、おきのすけが中国語を理解できないと悟ったのか、しばらくすると全く話しかけられなくなりました。
なお、台湾のタクシーは、シートベルトの着用が義務付けられているので注意しましょう。
迪化街までの乗車時間は、だいたい6分くらいでした。
台湾のタクシーは、日本のように自動ドアではありません。
梶原 善さん似の運転手さんへ「謝謝!」とお礼を言いながら、片手でドアをバタンと閉めます。
迪化街へ到着
タクシーを降りると、目の前にローカルな街並みが広がっていました。
まるで過去にタイムスリップしたかのような、ノスタルジーを感じさせる光景です。
ぼけーっと周りの景色に見とれていると、なんとなく見覚えのあるお店が目に飛び込んできました。
永樂担仔麺
タクシーを降りた少し先に「永樂担仔麺(ヨンラダンザイミィェン)」というお店がありました。
こちらのお店は、テレビ東京のドラマ「孤独のグルメ」に登場したことで知られています。
劇中で主人公の五郎が食べたメニューが、「五郎特餐」としてセットメニューになっていました。
金仙魚丸分店
永樂担仔麺の向かいには、「金仙魚丸分店(ジンシェンユーワンフェンディエン)」というお店がありました。
こちらは台南名物の蝦捲(シアチュエン:エビの春巻き)や、排骨飯(パイコーファン:豚の骨付きバラ肉丼)、雞腿飯(ジートゥイファン:鶏モモ肉丼)などが人気のお店です。
【営業時間】
月曜日~土曜日 6:00~20:00
日曜日 6:00~18:00
永楽市場
大通りへ進むと「永楽市場(ヨンラーシーチャン)」がありました。
永楽市場は台湾で最も大きい布問屋市場です。
布の市場ではあるものの、生地だけでなく既製品のバッグやポーチなども販売されています。
こちらで販売されている「客家花布(ハッカ花布)」という花模様のプリントされたグッズが、台湾ならではのお土産として観光客に人気なのだとか。
永楽市場の1階は食料品市場になっています。
果物屋さんやお惣菜屋さん、はたまたお寿司屋さんなど様々な食料品店が集まっていて、お店によっては食事をすることも可能です。
【営業時間】
8:00~18:30(店舗によって若干異なる)
【公式サイト】
https://sites.google.com/site/ylfabricmarket/
台北霞海城隍廟
永楽市場の先へ進むと、「台北霞海城隍廟(タイペイ・シアハイチェンホアンミャオ)」という廟がありました。
恋愛の神様である「月下老人(げっかろうじん)」が祀られている、台湾で人気のパワースポットです。
「せっかくなので、お参りをしてみようかな~」
入口のそばに日本語で参拝方法が書かれた看板があったので、しばらく読んでみました。
参拝手順が12ステップもあったので、おきのすけの老化した脳では覚え切れませんでした。
結局、月下老人の参拝は見送ることに。
まあ、奥さんを連れて恋愛の神様に参拝するというのも、なんだかおかしな気もしますしね。
【営業時間】
6:16~19:47(年中無休)
永久號でからすみを購入
台北霞海城隍廟を見学したあとは、からすみを買いに行くことにしました。
目指すは「永久號(ヨンジゥハォ)」というお店です。
よくガイドブックにも載っている、からすみの有名店ですね。
スマホのGoogleマップで永久號を検索してみたところ、どうやら迪化街の中心地からは少し離れたところにあるようです。
Googleマップの指示を頼りに、台北霞海城隍廟と永楽市場の間の路地へ入りました。
しばらく直進します。
路地を奥まで進むと、道路へ突き当たりました。
Googleマップの指示に従い、道路へ沿って右に曲がります。
永楽市場の入口を過ぎてしばらく直進すると、道を挟んだ左側に薄暗いアーケード街がありました。
Googleマップは、このアーケード街の奥に目的地があると言っています。
少し心配だったものの、今までに何度も海外旅行で助けてくれたGoogleマップ様を信じ、勇気を出してアーケード街の中へ入ってみました。
アーケード街の中へ入ると、そこにはローカルすぎる空間が……。
もっとも、地元の奥様たちが買い物をしていたりするので、怖い雰囲気ではありません。
おそるおそるアーケード街を奥へ進むと……ついに見つけました、永久號の看板です!
無事に到着することができて、心の底から安心しました。
さすがGoogleマップ様ですね。
お店の入口に、からすみの模型が並んでいます。
さっそく中へ入ってみましょう。
「こんにちは!」
お店に入店するなり、カウンターにいたおじさんから元気なあいさつが飛んできました。
「からすみ?」と聞かれたのでうなずくと、冷蔵庫からいくつかのからすみを出して並べてくれました。
1つNT$600(2200円くらい)とのことです。
お店のおじさんが言うには、「常温で3日、冷蔵で1か月、冷凍で1年」の保存が可能だそうです。
「油が染み出ているのが良いからすみ」と聞いたことがあるものの、からすみに素人すぎてよく分かりません……。
そのため、並んでいる中で大きめのサイズのものを2つ選んで購入することにしました。
帰国後に永久號のからすみを食べてみたところ……これが超おいしい!
ねっとりとした濃厚なお味で、日本酒にピッタリです。
冷凍保存したものを解凍しても、ねっとりさ加減は変わりませんでした。
おろし器で軽くすりおろして、パスタにふりかけて食べても美味しかったです。
大振行のからすみも人気
ちなみに、永久號の少し手前にある「大振行」というお店もからすみの専門店です。
こちらも創業100年を超える老舗で、地元の台湾の方々にとても人気があるのだとか。
迪化街を散策
無事に永久號のからすみを購入できて、ほっと一安心。
ふと腕時計に目をやると、まだ10時を少し過ぎたくらいです。
11時半に台北駅からMRTで桃園国際空港へ向かう予定なので、まだまだ時間には余裕があります。
そこで、しばらく迪化街を散策してみることにしました。
さすが問屋街だけあって、お店の軒先にまで商品が所狭しと並べられています。
迪化街は古くからある問屋街なので、「一般客はお断り!」という雰囲気だったりするのかなぁ~と不安でしたが、そのようなお店は見かけませんでした。
むしろ、一般客を相手に商売をしているお店が多い印象です。
事前に下調べをした情報では、ドライフルーツや漢方を扱っているお店が多いというイメージでしたが、からすみを販売しているお店もたくさん見かけました。
百恒薬材でドライフルーツを購入
ひととおり迪化街の散策を終えたので、お土産用のドライフルーツを買うことにしました。
購入したのはコチラ、「百恒薬材」というお店です。
百恒薬材はドライフルーツの品ぞろえが豊富なうえ、たくさん試食させてもらうことができました。
商品ごとに日本語の名称が書かれており、産地も表示されています。
おきのすけは台湾産の愛文マンゴーを1斤(600g)と、ゆずを半斤(300g)購入しました。
愛文マンゴーが1斤でNT$450(1600円くらい)、ゆずが半斤でNT$160(580円くらい)だったかな。
百恒薬材では、漢方の素材も豊富に販売されています。
日本人の観光客には、台湾産のクコの実が人気なのだとか。
迪化街では中国産のクコの実しか置いていないお店が多いところ、百恒薬材では台湾産を販売しています。
お店の中には、魚介系の乾物がたくさん並んでいました。
「ふかひれ」「貝柱」「なまこ」など、中華な乾物がギッシリと積まれています。
百恒薬材はお店のお姉さんが日本語を話すことができるので、安心して買い物をすることができますよ。
【営業時間】
9:00~20:00
林合發油飯店で油飯を堪能
百恒薬材での買い物を終えて永楽市場の前に戻ると、出入口に行列が出来ていました。
中を覗いてみると、予想どおり「林合發油飯店(リンホーファーヨウファンディエン)」というお店の行列でした。
こちらは「油飯」という中華おこわが大人気のお店です。
いつも地元の人々で行列が絶えず、お昼ごろには完売してしまうのだとか。
林合發油飯店で販売されているメニューは、以下の4品です。
・鷄腿(鷄のモモ焼き):NT$70(250円)
・魯蛋(煮卵):NT$10(36円)
・芋粿(タロイモの蒸し物):NT$100(72円)
※日本円は当時のレート
油飯を主食として、鷄腿、魯蛋、芋粿をトッピングするというイメージです。
ご飯が炊きたてだったため、せっかくなので温かいうちに油飯を食べてみることにしました。
永楽市場の近くで、空いているベンチを探して座ります。
どうやら永楽市場の中に座って食べられる場所があるようなのですが、このときは知りませんでした。
さっそく油飯を一口食べてみたところ……これはウマい! ウマいぞ!!
お米にしっかりと味が染みています。つけ合わせのシイタケも美味~。
鷄のモモ焼きは「皮がパリッ」「中はふっくら」といった感じで、これまたウマい。
煮卵にも、よく味が染みていますね~。
唯一、味の想像がつかなかったタロイモの蒸し物は、あっさりとして淡泊なお味でした。
「もちもち」というか「ねちょねちょ」とした食感が面白いです。
鷄腿、魯蛋、芋粿の全てのトッピングを注文すると、結構なボリュームでした。
それでも味付けがシンプルなので、奥さんと二人でペロリと平らげてしまいました。
【営業時間】
火曜日~日曜日 7:30~13:00
※月曜日は定休日
迪化街のまとめ
油飯を食べ終わって腕時計を見たところ、11時を少し過ぎたくらいでした。
「そろそろ台北駅に戻ろうか」
帰りは腹ごなしも兼ねて、徒歩で台北駅まで戻ることにしました。
迪化街は歴史を感じさせる古い建物が多いうえ、ローカルな雰囲気も漂っているので、ぶらぶらと歩いているだけでも楽しかったです。
永久號でからすみを買うことを目的に訪れた街でしたが、予想以上に楽しむことができました。
さて、オッサンの台湾旅行もそろそろ大詰めです。
次回はいよいよ最終回になります(たぶん……)。
できれば、最後までお付き合いいただけると幸いです。
ひとまず、以上!
~つづく~
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