はい。おきのすけです。
Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)を買ったものの、「子供向けのゲームばかりで遊びたいソフトがない!」とガッカリしていませんか~。
たしかにSwitchはPS4と比べると、子供向けのアクションゲームが多い印象ですね。
そこで、おきのすけが実際に遊んで楽しかった「40代の大人でも楽しめるSwitchのゲームソフト」をご紹介しようと思います。
ちなみに、おきのすけのスペックは以下のとおりです。
- 40代のおっさん(社畜)
- アドベンチャーゲーム、RPG、シミュレーションゲームが好き
- アクションゲームは苦手
- Switchは携帯モードでしか遊んだことがない
👇PS4版の記事はコチラ
【PS4】40代の大人でも楽しめるプレステ4ゲーム
目次
ファイアーエムブレム 風花雪月
「ファイアーエムブレム 風花雪月」とは
大人気シミュレーションRPG「ファイアーエムブレム」シリーズの、第17作目となる最新作です。
本作の舞台は剣と魔法の世界。プレイヤーの分身となる主人公は、若者たちを育成する士官学校の教師です。
学校では「教師」として生徒たちを育成し、戦場では「指揮官」として戦いを導きます。
本作はキャラクター育成の楽しさと、戦略を練って戦うシミュレーションの面白さを、どっぷりと満喫できる作品です。
「ファイアーエムブレム 風花雪月」のレビュー
戦闘が面白い
「ファイアーエムブレム 風花雪月」は、とにかく戦闘が面白いです。
「この敵は仲間Aの弓で弱らせてから、仲間Bの斧でトドメを刺して……」などと、戦略を立てながらマップを攻略していきます。
敵を弱体化できる集団攻撃の「計略」や、武器のタイプに応じた必殺技の「戦技」を、どの敵にどのタイミングで仕掛けるかなど、頭の中で策を巡らせながら戦闘をするのがとっても楽しいです。
特にゲームモードで「クラッシック」を選択した場合は、戦闘で倒れた仲間が復活しないため、より慎重に指揮を執らなければなりません。
キャラクター育成の自由度が高い
生徒たちは戦闘を経験する以外にも、学校生活における指導や、個人で交流を深めることでも成長します。
育成の自由度が高いので、それぞれの生徒たちをどのように成長させるかが本作の醍醐味の1つです。
最初は気に入らなかった生徒でも、育てているうちに愛着が湧いてくるから不思議ですね。
ストーリーがドラマチック
学園モノっぽい雰囲気はあるものの、メインストーリーは硬派な内容になっています。
主人公は士官学校の教師として、3つの学級のうちから1つを選んで担任となります。
そのため、担任する学級の生徒たちと触れ合う機会が多くなりますが、他の学級の生徒と交流をすることも可能です。
周回プレイも楽しい
選択した学級によってゲーム後半のストーリーが変化するため、2周目以降でも飽きることなくプレイすることができます。
ただ、1つの学級のストーリーをクリアするだけでも結構な時間がかかるので、3つの学級を全てクリアするのは大変かもしれません。
追加コンテンツ「エキスパンション・パス」
追加コンテンツとして、「エキスパンション・パス」もリリースされています。
エキスパンション・パスには「第4の学級」が追加されており、第4の学級にまつわるショートストーリーを楽しむことができます。
この第4の学級のストーリーは本編よりも戦闘の難易度が上がっているので、本編をクリア済みの人でも攻略に少し手こずるかもしれません。
「ファイアーエムブレム 風花雪月」のまとめ
「ファイアーエムブレム 風花雪月」は、RPGやシミュレーションが好きな人なら大いに楽しむことができる作品だと思います。
おきのすけのレビューを読んで少し難しそうに感じたかもしれませんが、初心者でも安心して楽しむことができるゲームですよ。
- じっくりと戦略を立てるのが好き
- キャラクターを育成することに喜びを感じる
- 学校の先生になって生徒たちにモテてみたい!
あつまれ どうぶつの森
「あつまれ どうぶつの森」とは
無人島に移住して、どうぶつたちとの気ままな生活を楽しむゲームです。
自然あふれる無人島で、何をして過ごすかはプレイヤーの自由。
虫あみを片手にチョウチョを追いかけたり、川に釣り糸を垂らして獲物が食いつくのを待ったりなど、子供のころの夏休みのような生活をエンジョイすることができます。
プレイする季節や時間によって島の風景が変わったり、出現する虫や魚も変わるので、長く楽しむことができるゲームです。
かわいいどうぶつたちとの交流を楽しみながら、自由気ままに暮らす。
そんな夢のようなスローライフがここにあります。
「あつまれ どうぶつの森」のレビュー
のんびりゆるゆる
おきのすけがどうぶつの森シリーズをプレイするのは、約20年前にNINTENDO64版の初代「どうぶつの森」をプレイして以来になります。
「さすがに20年も経ってるから、内容は大きく変化しているかな~」と思いながらプレイしたら、いい意味でぜんぜん変わっていません!
のんびりゆるゆるな雰囲気が健在で、最新作なのにとても懐かしく感じました。
DIYで道具や家具が手作りできる
どうぶつの森シリーズ最新作の本作では、DIY機能によって道具や家具を手作りすることができるようになりました。
DIYのレシピを入手することによって、自分で作れるものが次々に増えていくのが楽しいですね。
レシピは誰かに教えてもらったり、自分でひらめいたり、はたまた風船につられて空を飛んできたりと、様々な形で入手することができます。
何をするかは自分で決める
本作にはRPGのような「魔王を倒して世界を救う!」といった壮大な目的や目標はないので、何をするかは自分で自由に決めることができます。
もっとも、どうぶつたちから作業を依頼されることはあるので、全く目標がないというわけではありません。
とはいえ、依頼された作業をするもしないも自分次第です。やらなくてもゲームは楽しむことができます。
ちなみに、おきのすけの場合は「好き勝手に何をしてもいい」と言われると、逆に「何をすればいいのだろうか……」と不安になったりします。人間って不思議なものですね。
やりこみ要素が満載
本作はゲームが進行すると、島の地形を好きなように作り変えることができるようになります。
マインクラフトのような作り込み作業が好きな人には、嬉しい要素ではないでしょうか。
また、季節や時間帯によって捕獲できる虫や魚が変わるので、虫や魚の図鑑をコンプリートするには1年を通じて収集する必要があります。
他にも、化石や美術品も集めることができたりと、コレクターにはたまらない要素が満載です。
「あつまれ どうぶつの森」のまとめ
あえて本作の難点を挙げるとすると、ゲーム内では現実と同じ時間が流れているため、仕事から帰ってきてプレイするといつも夜なところですかね。
本作は1日のうちに出来ることに限りがあるので、毎日コツコツと少しずつ進めていくプレイスタイルになります。
日頃忙しい社会人でも、寝る前などのスキマ時間に遊ぶことができるので助かりますね。
仕事のように効率的な進め方など考えず、のんびりと好きなように楽しんでいただきたい作品です。
- かわいいどうぶつたちに癒されたい
- コツコツと作業をするのが好き
- 毎日の楽しみが欲しい
ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション
ジャンル:アクションロールプレイングゲーム
発売元:スパイク・チュンソフト
発売日:2019年10月17日
CERO区分:Z(18才以上のみ対象)
公式サイト:ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション
「ウィッチャー3 ワイルドハント」とは
史上最高のRPGとも呼ばれる「ウィッチャー3 ワイルドハント」が、ついにSwitchで発売されました。
「ウィッチャー3 ワイルドハント」は、剣と魔法の世界を舞台としたオープンワールドのアクションRPGです。
本作の魅力は、何といってもストーリーのボリュームとクオリティの高さですね。
小説を原作とした分厚いストーリー展開は、まさに「大人のためのゲーム」といったところでしょうか。
PS4版が発売されてから数年経っての発売となりますが、Switch版は携帯モードで寝転びながらプレイできるのが最高ですね。
「ウィッチャー3 ワイルドハント」のレビュー
ウィッチャー3を横になってプレイできる!
以前、おきのすけはPS4でウィッチャー3をプレイしていたのですが、PS4版は画面に表示される文字が小さいところが難点でした。
おきのすけは横になって寝そべりながらゲームをするのが好きなので、PS4版のゲームはPS Vitaを使ってリモートプレイで遊んでいるのですが、ウィッチャー3はゲーム内の文字が小さすぎてPS Vitaの画面に映すと読むことができませんでした。
それに対してSwitch版はPS4版よりも文字が大きくなっているので、携帯モードでも問題なく遊ぶことができます。
ついに、ベッドで横になりながらウィッチャー3を遊べる日がやってきました。
リアルな描写はそのまま
ユーザーに小さなお子さんも多いSwitchですが、ウィッチャー3の演出のリアルさはPS4版やPC版と同じです。
剣で敵を切りつければ、流血はおろか腕や首がすっ飛んだりするので、リアルすぎる表現が苦手な人には合わないかもしれません。
動作に関しては、たまに処理落ちしているように感じることがあります。
まあ、PS4版やPC版と比べて、動きや画質やが多少劣るのは仕方がないですね……。
Switchは時間泥棒なウィッチャー3に最適
「ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション」には、『無情なる心』と『血塗られた美酒』という2つの拡張ストーリーも含まれています。
そのボリュームは膨大で、全てのストーリーをクリアするには150時間はかかるのだとか。
おきのすけは腰痛持ちのため、モニターの前に150時間も座ることを考えると気が滅入るのですが、Switchの携帯モードならどこでもプレイできるので助かります。
「ウィッチャー3 ワイルドハント」のまとめ
ウィッチャー3は海外のゲームのため、普段国産のゲームをプレイすることが多い人には取っ付きにくさがあるかもしれません。
ただ、しばらく我慢してプレイを続けていれば、至高のファンタジー世界がアナタを待っています。
本作はRPGですが、ストーリーがしっかりしているのでアドベンチャーゲームが好きな人にもオススメです。
PS4版と比べてSwitch版はロード時間が短く遊びやすくなっているので、未プレイの方はぜひ遊んでみてください。
- 史上最高のRPGを遊んでみたい
- ウィットに富んだ大人の会話を楽しみたい
- 広大な世界を自由に旅したい
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
ジャンル:コミュニケーションゲーム
発売元:任天堂
発売日:2020年3月20日
CERO区分:A(全年齢対象)
公式サイト:ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」とは
ファミコン時代から人気を博している「ゼルダの伝説」シリーズの最新作です。
ドラクエやFFと同様に、「普段はあまりゲームをしないけど、ゼルダの新作が出たら必ずプレイする」という人も多い人気シリーズですね。
本作は「ハイラル王国が滅亡した100年後に目覚めた主人公リンクが、王国滅亡の元凶たる魔王ガノンを討伐すべく、広大な大地を冒険する旅に出る」というストーリーです。
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は、名作ばかりが揃ったゼルダシリーズの中でも「シリーズ最高傑作」との呼び声が高い作品になります。
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のレビュー
ゼルダシリーズ初のオープンワールド
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」では、シリーズで初めてオープンワールドが採用されました。
従来のゼルダシリーズは基本的に決められたルートに沿ってゲームが進みましたが、オープンワールドの本作では攻略の順序は決まっていません。
オープンワールドのゲームをプレイしていると、「気になる場所があったから苦労して向かったけれど、行ってみたら何もなかった」なんてことがありますよね。
それが本作の場合は、マップ上で気になった場所へ行ってみると、たいてい何かが用意されているんです。
そのため、プレイしていて「あそこへ行ったら何があるのだろう」というワクワク感が止まりません。
ゼルダならではの謎解きがたっぷり
世界の各地に「試練の祠」と呼ばれる施設が点在していて、そこでの謎解きをクリアすることで、リンクを成長させたり宝を入手したりすることができます。
試練の祠は従来のゼルダシリーズのダンジョンとは違って、単発のパズルを解くような形式です。
謎の解き方が分かれば攻略にはそれほど時間がかからないので、忙しい社会人にはありがたいですね。
アクション操作は難しいかも
おきのすけにとっては、本作のアクション操作は難しいです。
敵と戦う時は、いつも緊張してSwitchが手汗でビショビショになります。
もっとも本作では、工夫次第で敵を簡単にやっつけることも可能です。
例えば、敵が集団で守っている砦を攻めるときは、正面から真っ向勝負をかけるだけが手段ではありません。
崖の上から敵をめがけて大きな岩を落としたり、砦にある火薬の詰まった樽へ火のついた矢を打ち込んで爆発させたりして敵にダメージを与えることも可能です。
攻め方を工夫して軽々と敵の集団を倒すことができたときは、とてつもない快感を覚えます。
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のまとめ
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の難点を挙げるとすると、面白すぎてやめられなくなるところですかね。
おきのすけは本作を購入したときから、しばらく睡眠不足の日々を過ごすことになりました。
2017年3月のSwitch本体の発売と同時にリリースされた作品ですが、いまだに売れ筋ランキングの上位に登場するモンスターソフトです。
- Switchの代表作を遊んでみたい
- 最高峰のオープンワールドを体験してみたい
- 子供のころのようにゲームでワクワクしたい
UNDERTALE(アンダーテイル)
「UNDERTALE(アンダーテイル)」とは
「UNDERTALE(アンダーテイル)」は、世界中で大ヒットを記録したインディーゲームです。
全世界で100万本以上の売上を記録している人気のゲームで、これまでにゲーム系メディアが主催した賞を多数受賞しています。
本作のストーリーは「モンスターが暮らす地底に落ちてしまった人間の子供が、地上へ帰るための旅に出る」というものです。
主人公が子供のため、子供向けのゲームなのかと思いきや、40代のオッサンの心にも刺さるストーリーになっています。
本作は「誰も死ななくていいやさしいRPG」というキャッチコピーのとおり、敵を倒さずに戦闘を終わらせることができるのが大きな特徴です。
「UNDERTALE(アンダーテイル)」のレビュー
独特の世界観
本作の作者であるToby Fox(トビー・フォックス)氏は、かの糸井重里氏が手掛けた名作「MOTHER」シリーズの大ファンだそうです。
たしかに本作の独特な世界観やユーモアは、「MOTHER」シリーズに通じるものがあります。
ヘンテコな雰囲気のキャラクターが多いのも、「MOTHER」シリーズのファンと聞いて納得しました。
ストーリーがヤバい
本作はマルチエンディングが採用されており、プレイヤーが取った行動によってエンディングが変わります。
全てのエンディングを見るためには、何度か周回プレイをしなければなりません。
この周回プレイでたどり着けるエンディングが、良くも悪くもヤバいです。
ネタバレを避けたいので多くは書きませんが、40代のオッサンでも大いに心を揺さぶられるものがありました。
独特の戦闘システム
本作の戦闘システムはコマンド入力式なものの、敵の攻撃を弾幕シューティングゲームのように避けなければなりません。
これが反射神経の衰えた40代にはけっこうツラい! ゲーム開始当初は、何度もゲームオーバーになりました。
もっとも敵の攻撃にはパターンがあるので、攻撃パターンさえ覚えてしまえば対応できるようになります。
アクション操作が苦手でも、それほど心配はしなくても良いでしょう。
魅力的なキャラクターたち
本作には魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
ともすると子供の落書きのようなキャラクターたちですが、ゲームをやればやるほど愛おしくなっていきます。
主要なキャラクターは考え方に芯が通っているので、感情移入がしやすいです。
音楽が素晴らしい
本作は音楽が素晴らしいことでも評価されています。
たしかに、ゲームをしていて耳に残る曲が多いかもしれません。
本作の音楽は、全て作者のToby Fox氏が制作しているそうです。
ゲーム自体もほぼToby Fox氏が1人で作成したというから、おそろしい才能ですね……。
「UNDERTALE(アンダーテイル)」のまとめ
UNDERTALEはグラフィックや戦闘システムのクセが強いため、万人に受け入れられるゲームではないかもしれません。
最初はおきのすけも「自分には合わないな」と思いましたが、しばらくプレイを続けたら大好きなゲームになりました。
ゲームを続けて主要なモンスターたちの関係性が分かるようになると、ますますゲームが面白くなっていきます。
もし少しでも気になるようであれば、ぜひ遊んでみてください。
- インディゲームの伝説的タイトルをプレイしてみたい
- 「MOTHER」や「moon」のような温かい世界観のゲームが好き
- ゲーム中の音楽にもこだわりたい
伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠
ジャンル:ファミコン風アドベンチャーゲーム
発売元:フライハイワークス
企画・制作:ハッピーミール
発売日:2019年1月24日
CERO区分:B(12才以上対象)
公式サイト:伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠
「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」とは
「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」は、ファミコン風のコマンド選択式アドベンチャーゲームです。
刑事であるアナタは東京で起きた事件をきっかけに、相棒のケンを連れて伊勢志摩地方を舞台とした連続殺人事件を捜査することになります。
本作のキャラクターデザインは、「べーしっ君」や「ファミ通」のクロスレビュアーのイラストで知られる荒井清和先生が担当されています。
キャラクターといい、事件の展開といい、オッサン世代ならファミコン版の「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」を思い出さずにはいられない作品ですね。
「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」のレビュー
ファミコンゲームへの強いこだわりを感じる作品
「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」は、ファミコン時代のアドベンチャーゲームへの強いこだわりを感じさせる作品です。
本作の8bitなグラフィックとサウンドは、ファミコンゲームそのものですね。
コマンド選択式アドベンチャーゲームのじれったい(?!)操作感も忠実に再現されていて、懐古主義のおっさんゲーマーには嬉しい限りです。
本作を知らない人が見たら、昔のファミコンゲームをSwitchで遊んでいるようにしか見えないでしょうね。
ファミコンだけど現代
もはやレトロゲームとしか思えない本作ですが、ゲームの舞台は現代です。
相棒のケンはスマホで検索したり写真を撮ったりするし、ウエノ駅のコインロッカーはキーレスタイプだったりします。
昭和なファミコンの世界にスマホが出てくると、なんだか時代感覚が混乱してきますね。
システム面でも、現代ならではの配慮を感じます。
昔のコマンド選択式アドベンチャーゲームは、途中で行き詰まってゲームが進まなくなることがありましたよね。
その点、本作では相棒のケンのアドバイスに従って進めていれば、まずゲームが行き詰ることはありません。
2時間ドラマを彷彿とさせるストーリー
本作のストーリーは、伊勢志摩を舞台とした「旅情サスペンス」といった感じです。
難しい謎解きなどはなく、2時間ドラマを見ている感覚で物語を楽しむことができます。
事件の捜査には何日もかかりますが、1日の終わりに相棒のケンが捜査状況をまとめてくれるので、ストーリーを見失うことはありません。
伊勢志摩の観光地や、ご当地グルメについての情報も盛り込まれているので、ゲームをプレイしているうちに伊勢志摩に行ってみたくなりました。
「オホーツクに消ゆ」へのオマージュ?!
荒井清和先生のキャラクターや、若手の刑事とのコンビで捜査を進める展開、3Dダンジョン風の場面など、本作はファミコンで「オホーツクに消ゆ」をプレイしていたオッサン世代にはたまらない要素が詰まっています。
なかでも一番のオマージュは、温泉のシーンですかね。
「オホーツクに消ゆ」をプレイしていた子供のころ、ドキドキしながら2分間待った人も多いのではないでしょうか。
「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」のまとめ
最近のアドベンチャーゲームは、ゲーム機の性能を活かしたアクションアドベンチャーが多くて、反射神経の衰えたおきのすけには楽しめないことも多いです。
そのような時代に、本作のような純粋にテキストを楽しめるアドベンチャーゲームが発売されたことは、本当に嬉しく思います。
アドベンチャーゲームが好きなオッサンは、ぜひ遊んでみてください。
- コマンド選択式アドベンチャーの新作をプレイしたい
- 2時間サスペンスドラマが好き
- 「ポートピア」「オホーツク」という言葉にワクワクする