はい。おきのすけです。
今回は40代で初めての台湾・台北旅行記の第17弾として、台北駅で「インタウンチェックインサービス」を利用したときの様子をレポートします。
本記事ではインタウンチェックインサービスの内容や便利なところ、利用するときの注意点、実際に利用した感想などをまとめました。
それでは、さっそく台北駅でインタウンチェックインサービスを利用したときの旅行記を開始します!
👇前回訪問した「鼎泰豊の台北本店&永康街」の旅行記はコチラ。
👇第1回目の記事はコチラ
目次
インタウンチェックインサービスとは
まずは「インタウンチェックインサービス」について説明しておきますね。
インタウンチェックインサービスというのは、通常なら空港のカウンターで行う飛行機のチェックイン手続きを、台北市内の街中で行うことができるというサービスです。
インタウンチェックインサービスは、「市内チェックインサービス」とも呼ばれています。
インタウンチェックインサービスを知ったとき、おきのすけは最初そのように思いました。
しかし、インタウンチェックインサービスのポイントは、飛行機のチェックインができることではなく、台北市内の街中で手荷物(スーツケース)を航空会社へ預けることができるというところにあります。
以前はMRT桃園空港線の台北駅(A1)のみで利用できるサービスでしたが、2020年1月31日から新北産業園区駅(A3)でもインタウンチェックインサービスを利用することが可能になりました。
ちなみに、インタウンチェックインサービスの利用に料金はかかりません。
インタウンチェックインサービスの便利なところ
おきのすけがインタウンチェックインサービスを実際に利用した感想としては、以下のようなところが便利だと思いました。
- ホテルへスーツケースを取りに戻らなくてよい
- 空港までスーツケースを持ち運ばなくてよい
- 航空会社のカウンターに立ち寄らなくてよい
ホテルへスーツケースを取りに戻らなくてよい
帰国便の出発時間が午後や夜のときは、できれば出発時間のギリギリまで観光やショッピングなどを楽しみたいですよね。
そのような場合は、宿泊していたホテルにスーツケースを預かってもらい、身軽になって観光やショッピングへ繰り出すのが通常かと思います。
でも、ホテルにスーツケースを預かってもらうと、あとで取りに戻るのが面倒なんですよね。
そんなときはインタウンチェックインサービスを利用して、航空会社へスーツケースを預けてしまいましょう。
インタウンチェックインをすれば空港までスーツケースを運んでもらえるので、わざわざホテルへスーツケースを取りに戻る必要がなくなります。
空港までスーツケースを持ち運ばなくてよい
帰国する際は、空港までスーツケースを自力で持ち運ぶのが通常ですよね。
でも、帰国するときのスーツケースって、やたら重たくないですか。
おきのすけは海外旅行へ行くと、ついつい余計なものを買ってしまうクセがあり、いつも帰りのスーツケースは荷物でパンパンです。
そんなときにインタウンチェックインサービスを利用すれば、空港までスーツケースを運んでもらうことができるわけです。
帰国日に観光やショッピングをせず直帰するという場合でも、手ぶらで空港へ向かうことができるというのは、とっても便利ですよ。
ちなみに、インタウンチェックインサービスで預けたスーツケースは、空港へ運ばれた後、自分の手元に戻ることなく搭乗予定の飛行機に積まれます。
預けたスーツケースと再会するのは、日本に帰国してからです。
航空会社のカウンターに立ち寄らなくてよい
飛行機に乗るときは、空港の航空会社のカウンターでチェックインとスーツケースの預け入れをするのが通常ですよね。
ただ、空港の航空会社のカウンターって、たいてい混雑していませんか。
行列に並んでから自分の番になるまで、けっこう待たされることが多いですよね。
インタウンチェックインサービスを利用すれば、空港で航空会社のカウンターに並ぶ必要がなくなります。
飛行機に乗るために必要な手続きは、インタウンチェックインを済ませた時点で完了しているからです。
そのため、空港へ到着したら航空会社のカウンターに立ち寄ることなく、そのまま保安検査場や出国審査へ進むことができます。
なお、インタウンチェックインサービスはMRTの駅で手続きを行うものの、MRTに乗車しない場合でも利用することができます。
インタウンチェックインサービスの注意点
超絶便利なインタウンチェックインサービスではありますが、利用するにあたって注意が必要な点もあります。
- 利用できる航空会社が限られている
- 航空会社によって利用できる駅と対応時間が異なる
- 出発まで3時間以上ある当日のフライトのみが対象
- 預けることができる手荷物に制限がある
- 特殊な事情がある場合に注意
インタウンチェックインサービスを利用する際は、事前に搭乗予定の航空会社やMRT桃園空港線のホームページで最新情報を必ずチェックするようにしてください。
※本記事は2020年2月時点の情報をもとに作成しています
利用できる航空会社が限られている
インタウンチェックインサービスは、全ての航空会社で利用できるわけではありません。
利用できる航空会社は以下のとおりです。
・マンダリン航空(AE)
・エバー航空(BR)
・ユニー航空(B7)
・キャセイパシフィック航空(CX)
・キャセイドラゴン航空(KA)
・エアアジア(D7、AK、Z2、FD)
※エアアジア(DJ)は自動手荷物預け機が利用できなくなりました
日本航空(JAL)と全日空(ANA)は、インタウンチェックインサービスに対応していません。
また、ピーチ、ジェットスター、スクート、タイガーエア台湾などのLCCも、インタウンチェックインサービスには対応していないため注意が必要です。
なお、空港については台北桃園国際空港から出発する便のみが対象です。
松山空港から出発する便では利用できないので注意しましょう。
航空会社によって利用できる駅と対応時間が異なる
インタウンチェックインサービスは、航空会社によって利用できる駅と対応時間が異なります。
新北産業園区駅(A3)で対応しているのは、チャイナエアライン(CI)、マンダリン航空(AE)、エバー航空(BR)、ユニー航空(B7)の4社のみです。
また、台北駅(A1)と新北産業園区駅(A3)では対応時間が微妙に異なるため、こちらも注意が必要です。
- チャイナエアライン、マンダリン航空
- エバー航空、ユニー航空
- 上記以外の航空会社(キャセイパシフィック航空、エアアジアなど)
【台北駅】
チェックインカウンター:9:20~16:30
セルフチェックインと自動手荷物預け機:6:00~21:30
【新北産業園区駅】
チェックインカウンター:6:15~21:00
セルフチェックイン:6:15~21:00
【台北駅】
セルフチェックインと自動手荷物預け機:6:00~21:30
※2020年2月10日よりセルフチェックインのみの対応に変更
【新北産業園区駅】
チェックインカウンター:6:15~21:00
セルフチェックイン:6:15~21:00
【台北駅】
セルフチェックインと自動手荷物預け機:06:00~21:30
※セルフチェックインのみの対応
出発まで3時間以上ある当日のフライトのみが対象
インタウンチェックインサービスでの手荷物の預け入れは、当日のフライトのみが対象です。
また、出発の3時間前までに預け入れ手続きをする必要があります。
台北駅でスーツケースを預ける場合、自動手荷物預け機の対応開始時間は朝6時のため、当日の朝9時以降に出発する便でしか利用することができません。
なお、エバー航空とユニー航空の場合は、チェックインだけなら出発の2時間前まで対応が可能です。
預けることができる手荷物に制限がある
インタウンチェックインサービスの自動手荷物預け機で預けることができるのは、最長の辺の長さが70cm未満、3辺の和が158cm未満のスーツケースのみです。
サイズが超過した手荷物や、不規則に梱包された手荷物(段ボール箱、傘、ベビーカー、サーフィン用品、楽器、自転車、ゴルフ用品など)については、空港の各航空会社のカウンターで預ける必要があります(チャイナエアラインについては、駅の有人カウンターで預けることが可能)。
特殊な事情がある場合に注意
その他にも、以下のような特殊な事情がある場合には、インタウンチェックインサービスを利用することができません。
・団体旅行の場合
・車椅子など特別な支援が必要な場合
・ペットを連れている場合
・大型の手荷物を持っている場合
インタウンチェックインサービスを利用してみた
楽しかった台湾旅行も、いよいよ今日が最終日。
14時40分発のチャイナエアラインで、成田へ戻る予定です。
出発のギリギリまで台湾観光を楽しむために、ホテルを少し早めにチェックアウトして、MRT桃園空港線の台北駅へやってきました。
MRT桃園空港線の台北駅へ来たのは、インタウンチェックインサービスを利用してスーツケースを預けるためです。
まだ朝早い時間のためか、駅の中はガラーンとしています。
地下1階でエスカレーターを降りて、「預辧登機 In-Town Check-in」と書かれている案内表示に従って進みます。
通路に沿って、たくさんのガチャガチャが並んでいますね。流行っているのかな。
インタウンチェックインカウンターの目の前は、車の乗降場になっています。
タクシーでMRT桃園空港線の台北駅へ送ってもらうと、通常はここで降りることになります。
おきのすけが訪れたときも、旅行客らしき人がタクシーのトランクからスーツケースを降ろしてもらっていました。
インタウンチェックインで手荷物を預ける方法は3種類
地下1階のインタウンチェックインコーナーに到着しました。
空港のカウンターのように混雑しているのかと思いきや、意外にも人影はまばらです。
インタウンチェックインサービスでスーツケースを預ける場合の手続きには、以下の3つの方法があります。
- オンライン/モバイルチェックイン
- セルフチェックイン
- チェックインカウンター
オンライン/モバイルチェックイン
PCやスマホなどで航空会社のWebサイトへアクセスして、オンラインでチェックインをする方法です。
オンラインでチェックインが完了した際に搭乗券のQRコードやバーコードが発行されるので、それを自動手荷物預け機にスキャンしてスーツケースを預けることになります。
セルフチェックイン
自動チェックイン機でチェックインした際に発行される搭乗券を、自動手荷物預け機にスキャンしてスーツケースを預ける方法です。
チェックインカウンター
空港の航空会社のチェックインカウンターと同様に、有人のカウンターでスーツケースを預ける方法です。
左奥のほうに航空会社の係員がいるカウンターがありました。
航空会社の係員がいるカウンターには多少の列ができていますが、空港のカウンターのような長蛇の列ではありません。
おきのすけはチャイナエアラインを利用する予定なので、航空会社の係員がいるカウンターを利用することができます。
あの程度の行列だったら、航空会社の係員がいるカウンターでチェックインしようかな~。
いよいよインタウンチェックイン!
航空会社の係員がいるカウンターへ向かおうとしたところ、自動チェックイン機の近くにいた係員のお姉さんに日本語で話しかけられました。
台湾の方のようですが、日本語は流暢です。
なんだなんだ?
この流れは……。
言われるがままに対応していると……なんとお姉さんが自動チェックイン機を操作して、おきのすけ夫婦のチェックイン手続きを完了してくれました。
お姉さんに促されるまま、渡された搭乗券とパスポートを持って奥へ進みます。
あっという間にチェックインできたのは良かったのですが、図らずも自分で機械を操作してスーツケースを預ける流れになってしまいました。
自動手荷物預け機でスーツケースを預ける
自動チェックイン機でチェックインしたあとは、スーツケースを「自動手荷物預け機」で預けることになります。
ガードマンのような制服を着た係員にパスポートと搭乗券を渡して、チェックをパスすると自動手荷物預け機の前に進むことができます。
自動手荷物預け機は、セルフサービスになっています。
自分で操作して、ちゃんと間違えずに預けられるかな。
ドキドキしながら自動手荷物預け機の前に立ちました。
とても不安でしたが、すぐ近くに係員が待機しているので、困ったときには手助けをしてもらうことができます。
手荷物を自動手荷物預け機に入れる
自動手荷物預け機の前に立つと、タッチパネルが日本語で表示されていました。
どうやら係員のお姉さんが先回りして、タッチパネルの表示を日本語にしておいてくれたようです。
「手荷物をベルトコンベヤーの上に置いてください」と表示されていたので、自動手荷物預け機の中にスーツケースを入れました。
スーツケースを縦のまま機械の中へ置いたところ、係員のお姉さんから「横で」と言われたので横向きに入れ直します。
スーツケースを中へ置くと、すぐ横の小窓に重さが表示されるので、制限重量を超過していないかチェックします。
スーツケースの計量が終わると、タッチパネルに注意事項が表示されました。
注意事項の内容としては、以下のようなことが丁寧な言葉で記載されています。
・荷物を預けたあと、ちゃんと荷物がX線検査を通過したか確認してね。
・セキュリティチェックのため、場合によってはスタッフが荷物を開けることがあるよ。
・荷物の中に壊れやすいものや腐りやすいものなどがある場合、何かあっても航空会社は責任を負わないよ。
常識的な内容で何ら問題ないため、「同意します」を選択しました。
搭乗券のバーコードをスキャン
注意事項に同意すると、「搭乗券のバーコードをスキャンしてください」と表示されました。
搭乗券のバーコード部分を、タッチパネルの下の読み取り部分にかざしてスキャンします。
搭乗券のスキャンが完了すると、危険物に関する注意事項が表示されました。
内容を確認して、緑色の「認識」と記載されたボタンを選択します。
続いて出発時間などのフライト情報や、預けるスーツケースの重さなどが表示されました。
内容に間違いはなかったので、緑色の確認ボタンを選択します。
印刷された手荷物ラベルをスーツケースに括りつける
自動手荷物預け機の下側から、スーツケースに括りつける「手荷物ラベル」が印刷されて出てきました。
裏面がシールになっているので、くっつかないように注意して機械から引っ張り出します。
手荷物ラベルをスーツケースの持ち手にくぐらせて……。
半分の位置で折り返して、シールの接着面同士をくっつけます。
くっつけた後に、軽く指で押さえれば完了です。
ちなみに、手荷物ラベルは上の写真のように、端っこが上に向くように着けておくと良いようです。
スーツケースをベルトコンベヤーへ送る
スーツケースに手荷物ラベルを取り付けたら、タッチパネルの「確認」ボタンを押します。
すると……。
「サーッ」
スーツケースの上にシャッターが下りてきました。
思ったよりもシャッターの下りるスピードが速いです。
スーツケースの置き方が悪かった場合は、エラー表示がでてシャッターが閉まりません。
自動手荷物預け機の中に描かれている黄色い枠の中に収まるように、スーツケースの位置を調整しましょう。
ちなみに、エラー表示の写真があるということは、おきのすけはスーツケースの置き方が悪かったということです。
無事にシャッターが閉まったら、続けて別の手荷物を預けるか、これで手続き完了とするかを選択します。
おきのすけが預けたいのはスーツケース1つのみなので、これで手続き完了としました。
手続き完了を選択すると、シャッターの中のスーツケースが自動でベルトコンベヤーに送られます。
手荷物引換証を受け取る
スーツケースがベルトコンベヤーに流されると、自動手荷物預け機の下から「手荷物引換証(バゲージクレームタグ)」が出てくるので受け取ります。
これで、自動手荷物預け機での手続きは完了です。
スーツケースがX線検査を通過するのを確認
手荷物引換証を受け取ったら、預けたスーツケースがX線検査を通過するのを確認しなければなりません。
自動手荷物預け機を背にして、右前方にあるモニターが設置されているエリアへ向かいます。
X線検査を終えたスーツケースが、ベルトコンベヤーに乗って流れていく様子がモニターに映し出されていました。
ここでしばらくの間、自分のスーツケースがモニターに映るのを待ちます。
モニターで自分のスーツケースがX線検査を通過したのを確認したら、「行李査詢機(手荷物状況照会機)」という機械のそばにいる係員へ手荷物引換証を渡します。
すると係員が行李査詢機を使って、荷物がX線検査をパスしたか確認してくれます。
おきのすけのスーツケースは、無事にX線検査をパスしていたようです。
係員がいない場合は、自分で行李査詢機に手荷物引換証のバーコードをかざして確認しましょう。
無事に検査をパスしていれば、スーツケースが空港に到着する時間が行李査詢機のスクリーンに表示されます。
インタウンチェックインコーナーで行う手続きは、これで全て終了になります。
従来は空港でしかできなかった手続きが街中で出来てしまうなんて、便利な時代になりましたね。
台北駅でのインタウンチェックインのまとめ
空港の航空会社のカウンターの場合は、出発の3~4時間前にならないとスーツケースを預けられないことが多いです。
それに対して、インタウンチェックインサービスの場合は朝からスーツケースを預けることが可能なので、朝一番に預けてしまえば、それ以降はスーツケースのことを考えなくて良くなります。
また、インタウンチェックインサービスでは旅行客がチェックイン手続きに訪れる時間が分散されるので、チェックインコーナーが空いているのもいいですね。
おきのすけの場合、「自動チェックイン機でチェックインをして、自動手荷物預け機でスーツケースを預ける」という一連の手続きにかかった時間は、なんとたったの「5分」でした。
この超絶な便利さからすると、インタウンチェックインサービスに対応している航空会社を利用する場合に、インタウンチェックインをしない理由が見当たりません。
あえてインタウンチェックインのデメリットを挙げるなら、空港で航空会社のカウンターへ立ち寄らずに飛行機へ乗ることになるので、「本当に大丈夫なのかな……」と少し不安になることくらいですかね。
無事にインタウンチェックインでスーツケースを預けることができたので、これから予定どおり「迪化街(ディーホアジェ)」へ行って、台湾最後の観光を楽しもうと思います。
よろしければ、引き続きオッサンの台湾旅行にお付き合いください。
ひとまず、以上!
~つづく~
【KKday】でオプショナルツアーを探す
👉【海外旅行】スリに負けない! 買ってよかったおすすめの防犯グッズ
★check!★
海外旅行先でスマホやタブレットを使うと、高額な通信料を請求されそうで不安じゃありませんか。
特に家族や友人と一緒に海外旅行へ行く場合は、1台の海外用WiFiをレンタルして共有すれば、通信料が圧倒的におトクになりますよ。
楽天トラベル、エクスペディアなど様々な予約サイトのデータをもとに、ホテル・航空券の料金が今後もっと値下がりする確率をatta(アッタ)のAIが予測してくれます。
台湾・台北旅行記① 40代で初めての台湾3泊4日~チャイナエアラインで台北へ
【電話してみた】Expedia(エクスペディア)のサポートは評判が悪い?実際に問い合わせた感想
【海外旅行】シュノーケリングができるビーチリゾートホテル
【ハワイ旅行記】40代で初めてのハワイ(4泊6日)~1日目前編