はい。おきのすけです。
40代で初めての台湾・台北旅行記の第7弾をお送りします。
前回の記事では十分でランタン飛ばしにチャレンジしたときの様子をレポートしました。
今回はランタン飛ばしの後に十分の街を散策したときの様子と、十分でオススメのご飯についてレポートします。
それでは、いってみよう!
👇前回の「十分でランタンを飛ばし」の旅行記はコチラ。
👇台湾・台北旅行記の第1弾はコチラ。
平渓線(ピンシー線)がやってきた!
ランタン飛ばしを終えてしばらくすると、突然あたりが騒がしくなりました。
線路上でオバチャンが、何やら大声で叫んでいます。
日本語ではないので何を言っているのかは分かりませんが、その身振り手振りからすると線路から出るようにと言っているようです。
「おっ、もしかして鉄道が来るのかな!?」
十分の街中を走る鉄道は、1時間に1本程度しか走っていません。
今回を見逃したら、次に見ることができるのは1時間後。
みんな慌てて線路脇のポジションを確保します。
スリル満点の平渓線
オバチャンが叫び終えて線路から立ち去ると、間もなく鉄道が現れました。
平渓線(ピンシー線)という、台湾のローカル鉄道です。
歩道から線路までの距離は、1メートルあるかないか。歩道から走行している車両までの距離は、数十センチといったところ。
ちょっと手を伸ばしたら、車両に触ることができてしまいそうです。
「のわ~」
みんな線路脇のギリギリのところに立って、のけ反りながら写真や動画を撮っています。
鉄道が目の前まで来ると、迫力満点です。
ほんの数センチ先に鉄道が走っています。
それも徐行ではなく、そこそこのスピードで。
こんなに近づくことができて、いままでに事故とか起こっていないのかな~。
あっという間に鉄道は過ぎ去っていきました。
車両との距離は、想像以上に近かったです。
十分では毎日繰り返される当たり前の風景なのでしょうが、おきのすけからすると一大イベントの領域ですね。
鉄道が過ぎ去ったあとは、また人がわらわらと線路内に戻っていきます。
なんというか、アジアのたくましさを感じますね。
このように日本では考えられないような風景を見ると、海外まで来てよかったな~とつくづく思います。
平渓線は電車じゃない!?
ちょっと細かい話をすると、平渓線は電車ではありません。ディーゼルカーです。
写真をご覧いただくとお分かりになると思いますが、鉄道の上に架線がありませんよね。
もし線路上に架線があったら、おそらく線路上でのランタン飛ばしは禁止されていたはずです。
飛ばしたランタンが架線に引っかかったら、電車が走行できなくなってしまいますからね。
十分のランタン飛ばしは、線路上で行うという珍しさが人気の1つです。
もしも平渓線が電車だったとしたら、現在のような人気の観光スポットにはなっていなかったかもしれない。
そんな想像を巡らせながら平渓線を眺めると、少し違った視点から楽しむことができますね。
十分の街を観光してみた
鉄道を見送った後は、のんびりと十分の街を散策することにしました。
十分の街にはランタン飛ばし屋さんのほかにも、飲食店やおみやげ屋さんなど色々なお店が線路脇に立ち並んでいます。
十分は小さな街ですが、世界中から観光客が集まっています。
おきのすけが訪れたときも、どこの国から来たのかよく分からないような人たちを何組も見かけました。
今の時代はSNS映えするものがあれば、世界中から人が集まってくるんですかね。
十分の街を歩いていると、不思議と昭和っぽさを感じます。
日本の下町の商店街に雰囲気が似ているからでしょうか。
昭和の時代を生きたオッサンには、とても居心地のよい街です。
十分の街で食べ歩き
十分にも「大腸包小腸」や「葱餅」など、台湾ならではの食べ物を売っているお店があります。
夜市のように食べ歩きをしながら観光をするもの楽しいですね。
日本語がオンパレードなお店を発見。
まさか十分で「おでん」や「たこ焼き」という文字を見るとは思いもしませんでした。
「冷た~いビールあります」の垂れ幕は、ビール党のおきのすけにとっては破壊力が強すぎです。
急激に台湾ビールが飲みたくなってきたぞ。
こちらはアイスクレープのお店です。
薄いクレープの生地にピーナッツの粉末を敷いて、中にアイスを巻いたスイーツです。
揚げアイスクリームなんていうものもあります。
蒸し暑い台湾では、冷たいスイーツが欠かせませんね。
食べ歩きのお店だけではなく、ゆっくりとイスに座って食べることができるお店もあります。
こちらの「十分切仔麺」というお店は、たくさんのお客さんでにぎわっていました。
十分のおみやげ
小さなランタンのおみやげは、十分の街のいたるところで売っています。
お店によって、少し値段にも違いがありました。
まとめて何個か買うと、1つオマケをしてくれるようなお店もあります。
観光地らしく、キーホルダーもたくさん売っています。
キーホルダーが観光地のおみやげの定番なのは、世界各国で共通なんですかね。
もらって困るおみやげの代名詞みたいな存在ではありますが、おきのすけは意外と嬉しかったりします。
趣のある帽子が売っていました。
この帽子をかぶって台北郊外の観光地を巡ったら、ちょっと気持ちが盛り上がりそうです。
でも、オッサンがかぶったら、ただの農作業をしている人にしか見えないかな~。
若い女の子がかぶったらカワイイかもしれませんね。
国際色が豊かなランタン
十分の街を歩いていると。様々な言葉で願い事が書かれたランタンを目にすることができます。
さすが、台湾のランタンのメッカなだけありますね。
ハングルで願い事が書かれたランタン。
韓国から来た方ですかね。
こちらは中国語ですね。
「一歩一歩着実に仕事がうまくいきますように」という感じでしょうか。
こちらはベトナムからいらっしゃった方のようです。
おきのすけはフォーが大好物なので、いつかベトナムで本場のフォーを食べたいと夢見ています。
どちらの国の方かは分かりませんが、お金に関する願いは万国共通ですね。
あ~あ、見知らぬ資産家の遺産でも転がり込んで来ないかなー。
「河邊牛肉麺」でお昼ご飯
十分の街を散策していたら、だんだんお腹が減ってきました。
「少し早いけど、お昼にしようか」
まだ12時前でしたが、早めにお昼ご飯を食べることにしました。
お昼ご飯を食べるお店は、車のドライバーさんに教えてもらった「河邊牛肉麺」というお店です。
ドライバーさん曰く「十分でご飯を食べるなら、ここがオススメ!」とのこと。
お店の場所は、阿媽の天燈さんから瑞芳方面に少し歩いたところにあります。
お店は少し奥まったところにあり、民家のようなたたずまいのため、見知らぬ人の家を訪ねるようで少し入りづらいです。
これが日本のお店だったら、訪ねるのを躊躇していたかもしれません。
それなのに、外国だとあえてこのようなローカル感の漂うお店にチャレンジしてみたくなるから不思議です。
「せっかく外国に来たのだから、日本では体験できないような味や雰囲気を楽しみたい!」という欲望が優ってしまうんですね。
もっとも、ドライバーさんに勧められていなければ入っていないかもしれませんが。
見たところ、ご夫婦で営まれている食堂のようです。
お店の奥さんに声をかけたところ、果てしなくローカル感の漂う席に案内されました。
家の軒先に、イスとテーブルが置いてあります。
「だ、大丈夫かな……」
めずらしくウチの奥さんも、少し緊張した面持ちをしています。
お店の奥さんがメニューを渡してくれました。
「おっ、日本語が書いてある」
お店に入るときに英語で話しかけたら通じなかったので、少々不安に思っていたのですが、メニューに日本語が書いてあるのを見て安心しました。
「麺食類(Noodles)」とあるのに、最初に書いてあるのが「小籠湯包(スープがたっぷりと入った小籠包)」というシュールなメニューですが、ちょっと期待が湧いてきましたね。
お店の入り口に「牛肉麺」と「小籠湯包」という看板が出ていたので、ひとまず牛肉麺(ニョーローメン)と小籠湯包(ショウロンタンパオ)を注文することにしました。
訪れた時間が早くて開店準備が整っていなかったのか、料理が運ばれてくるまで少し時間がかかりました。
調理場で小籠湯包を蒸しているセイロから噴き出す湯気を眺めながら、ウチの奥さんと午前中の思い出を語り合います。
おきのすけたち以外に、他のお客さんはいません。
十分老街の線路脇にある騒がしいお店だったら、ここまでリラックスは出来なかっただろうなぁ。
のどかでゆっくりとした時間が流れます。
牛肉麺
落ち着いて少し眠たくなってきたところで、牛肉麺が運ばれてきました。
「おお、これは美味しそうだ」
見た目からすると、小麦の麺に煮込んだ牛肉がトッピングされた食べ物のようです。
さっそく味見をしてみると……う~ん、少しスープが甘く感じる。
牛肉麺を食べるのは初めてなのですが、まあ、こういう食べ物なのかな。
おきのすけが浮かない顔をして食べていることに気がついたのか、ウチの奥さんが「これ、入れてみたら」とテーブルの上に置いてある漬物を指さしました。
そういえば、お店の奥さんが牛肉麺を持ってきたときに、この漬物を牛肉麺に入れるようなジェスチャーをしていたっけ。
試しに少し入れてみると、辛っ!。 あ、でも甘いスープと合わさると丁度いいかも。
牛肉麺に漬物を入れると、ピリ辛になって急激に美味しくなりました。
「なるほど。こうやって食べればいいのね」
ちなみに、この漬物は「酸菜(スヮンツァイ)」という台湾の白菜の漬物だそうです。
小籠湯包
続いて小籠湯包がやってきました。
店名の一部にもなっている牛肉麺を差し置いて、堂々とメニューの1番手を飾る小籠湯包です。
はたして、そのお味やいかに。
「熱っ! あつつつつ!!」
お腹がすいていたこともあって、蒸し立てでアツアツの小籠湯包を一口で頬張るという愚行を犯してしまいました。
でも、おきのすけは「レンゲの上で小籠包を割って、スープを飲んでから食べる」という食べ方があんまり好きじゃないんですよね。
スープごと、一口でパクリと頬張って食べたいのです。
肝心のお味のほうはというと……超絶おいしいです!
スープに深みとコクがあって、いままでに食べたどの小籠包よりもウマい。
この翌日に鼎泰豊(ディンタイフォン)の本店で小籠包を食べましたが、それよりも美味しく感じました。
こんなにローカルなお店で、こんなにウマい小籠包を食べることができるとは。
やはり、美味しいお店は地元の人に教えてもらうものですね。
河邊牛肉麺の小籠湯包は超オススメです。
十分の街から少し歩きますが、訪れるだけの価値はありますよ!
十分観光のまとめ
十分はランタン飛ばしの他にも、間近でローカル鉄道を見ることができたり、街歩きを楽しんだり、台湾で最大の滝を眺めることができたりと、たくさんのお楽しみポイントがあります。
日本人の観光客は九份ばかりに注目しがちですが、近くの十分にもぜひ訪れてみてください。
きっと楽しい時間を過ごすことができると思いますよ。
十分には電車で行くことも可能ですが、手間と時間を節約したい場合はオプショナルツアーを利用しましょう。
近くにある観光地も含めて、効率よく数多くの観光スポットを回ることができます。
十分については以上で終了です。
次回は平渓線の沿線にある猴硐(ホウトン)の猫村を訪れた時の様子をお届けします。
ひとまず、以上!
~つづく~
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