はい。おきのすけです。
40代で初めての台湾・台北旅行記の第5弾をお送りします。
今回は野柳地質公園のあとに訪れた「十分瀑布(十分の滝)」についてのレポートです。
この十分瀑布ですが、行くまではあまり興味がなかったのですが、実際に行ってみたらけっこう楽しむことができました。
👇前回の「野柳地質公園」についての旅行記はコチラ。
👇台湾・台北旅行記の第1弾はコチラ。
十分瀑布(十分の滝)とは
十分瀑布(シーフェンブーブー:十分の滝)は、台湾北部の十分瀑布公園の中にある台湾最大の滝です。
半円形の形状がナイアガラの滝に似ていることから「台湾のナイアガラ」と呼ばれています。
落差が約20メートル、幅が約40メートルと大きさではナイアガラの滝には及びませんが、近くで見るとなかなかダイナミックです。
国内外から観光客が訪れる、台湾の有名な観光スポットの1つとなっています。
以前は入場料を支払う必要がありましたが、現在は入場無料です。
十分瀑布(十分の滝)を観光してみた
野柳地質公園を観光したあとは、十分瀑布(十分の滝)へ行くことにしました。
チャーターした車のドライバーさんが言うには、十分の滝は午後になると混雑するから、午前中の早い時間に行っておいたほうが良いのだそうです。
たしかに、ネットにも同じようなことが書いてあった気がします。
十分の滝がある十分瀑布公園の近くの駐車場で車を降りると、目の前に謎の薄暗いトンネルがありました。
看板が出ているから、中にお店があるのかな。
トンネルへ近づくと、やはり中にお店がありました。
観光地によくある、売店とお食事処を兼ねたようなお店ですね。
サングラスをかけたスキンヘッドのおじちゃんにずっと見られていたのが、ちょっと怖かったけど……。
お店を通り過ぎると、下へと続く階段がありました。
けっこうな段数があるので、年配の方には少し辛いかもしれませんね。
階段を下りて道なりに進むと、石造りの橋がありました。
さらさらと流れる水の音がして、とっても気持ちがいいです。
なんだか素敵な場所の予感がしてきたぞ。
橋を渡り切ったところに案内表示が立っています。
ふむふむ。十分瀑布(十分の滝)へ行くには、左へ進めばいいのね。
ランタン飛ばしをする予定の「十分老街」は、ここから右に1200メートルか。
歩けないこともないかな。
観瀑吊橋
案内表示に沿って進むと、つり橋がありました。
橋の近くにいるカップルのお姉さんが、つり橋を渡るのを嫌がっています。
彼氏とケンカでもしたのかな。
嫌がるお姉さんを尻目につり橋へ足を踏み入れると……長っ!
前を歩いている人が霞んで見えないくらいに長いです。
こんなに長いつり橋は、おきのすけの人生で初めてかも。
しかも、人が歩くと左右に大きく揺れて、まっすぐに歩けません。
こりゃあ、お姉さんが怖がって渡りたがらないわけだ。
橋の上から眺める景色は絶景です!
……が、高所恐怖症のおきのすけには、ゆっくりと景色を眺めている余裕はありません。
とにかく一刻も早くつり橋を渡り切りたいのです。
なのに、早足で歩くと橋が大きく揺れるので、急ぐこともできないというジレンマ。うう。
つり橋の右側に目を向けると、一本の線路が。
「平渓線(ピンシー線)」という、台湾で人気のローカル鉄道の線路です。
ここに電車が走ってきたら、すごく絵になるんだろうな~。
でも、おきのすけにはつり橋の上から冷静に写真を撮る余裕はないと思うけど……。
つり橋を歩くこと数分で、ようやく対岸まであと一歩というところまできました。
このつり橋は「観瀑吊橋」という名前なのですね。
ヨチヨチ歩きのおきのすけを置いて、奥さんはスイスイとつり橋を渡っていきます。
さすが、占いへ行ったときに占い師から「守護霊から男として育てられている」と言われただけのことはあります。男前だな~。
……っていうか、どんな占いなんだ。
苦労の末、ようやく観瀑吊橋を渡り切りました!
恐怖に耐えて、よくがんばった! 感動した! おめでとう!!
渡ってきたつり橋を振り返ると、なんだか感慨深いです。
よく見ると、つり橋の渡りはじめのあたりに滝がありました。
のちに調べてみたところ、「眼鏡瀑布」と呼ばれている滝のようです。
滝の下に大きな空洞があって、遠くから見ると眼鏡のように見えるため、眼鏡瀑布と呼ばれているのだそうです。
滝の白い流れが鼻筋ってことなのかな。
つり橋を渡り切ったところで、隣に見えていた平渓線の線路と合流します。
ここでなら安心して電車を写真に収めることができそうです。
ただ、平渓線は1時間に1本くらいしか走行していないので、撮影するタイミングが難しいかもしれませんが。
遠くへ目をやると、川沿いに生い茂る緑がなんともキレイ。
台北の市街地からそれほど離れていませんが、こんなに自然が豊かだなんて驚きですね。
今日は森林浴でリフレッシュができそうだぞ~。
十分瀑布公園
つり橋の先にある階段を下りて、十分の滝へ向かいます。
狛犬がいるけど、神社でもあるのかな。
こちらは馬ですかね。
十分瀑布公園には、このような動物のオブジェがたくさん並んでいます。
馬たちに囲まれて、犬が寝ています。
なんだかシュールな光景だなぁ。
こちらは阿修羅像かな?
黄金に輝くリッチな阿修羅像です。
阿修羅像の近くに、赤いリボンがたくさん括りつけてある木がありました。
このリボンは「祈願帯」という名前のようです。
何かお願いごとをするために、木へ括りつけるものなのかな。
さらに先へ向かって進むと、おみやげ屋さんがありました。
観光地って感じがしてきましたね。
かわいいサンダルが並んでいます。
浴衣に似合いそうなデザインですね。
食べ物のお店もたくさんあります。
こちらは、黒板にカタカナで「グリルトウモロコシ」と書いてありますね。
焼きトウモロコシのことかな。
しばらく歩くと、「檸檬愛玉」という看板を掲げているお店がありました。
愛玉というのは、台湾にしか自生していないイチジクのような見た目の植物です。その果実からゼリーを作ることができます。
このゼリーは台湾の伝統的なスイーツで、レモンソースを加えてサッパリと味わうのが定番です。
無事に滝を鑑賞できたら、愛玉を食べてサッパリしたいな~。
十分瀑布(十分の滝)とご対面
お土産屋さんと食べ物屋さんの通りを抜けると、ようやく水の音が聞こえてきました。
「水だ。水のにおいがするぞ~!」
おきのすけが小学生の頃に学芸会で演じた「村人5」の役の決め台詞を叫んだものの、奥さんには華麗にスルーされました。
それはさておき、いよいよ十分の滝が目前に迫ってきたようです。
人型の案内表示にしたがって右側の階段を登ろうとすると、奥さんは表示を無視して直進します。
あれれ、階段を登るんじゃないの~?
あわてて奥さんについていくと、ドドドドド……という轟音が。
なんと目の前にダイナミックな滝が現れました。
これが十分の滝かぁ~。
どうやら十分の滝には観光用のデッキ(観瀑平台)が4つあるようで、奥さんが選んだデッキが滝に1番近いデッキのようです。
さすが奥さん! 男前!!
おおっ、すごい。目の前に滝がある。
上から滝を眺めるなんて、もしかしたら初めてかもしれない。
こんなに近くで滝を見ることができるんだ。すげ~。
十分の滝は日によって水量に違いがあるようです。
おきのすけが訪れた日は、かなりの水量があって大満足でした。
岩肌に水が打ちつけられている様子を、鮮明にみることができます。
ダイナミックですね~。
滝壺も目の前。すごい迫力だな~。
マイナスイオンたっぷりだ。
終わりは突然に
「次の観光デッキへ行ってみようか」と奥さんに提案したところ、「もう大丈夫」とのお返事が。
……は? もう大丈夫って、どういうこと。もう見なくていいの?
「もう大丈夫。車に戻ろ」
えっ、いやいや。まだ遠目から滝全体を眺めたりとかしてないし。もう少し低い位置から見上げてみたりもしたいんだけど。
「もう大丈夫」
……はい。
かくして、おきのすけの十分の滝の観光は終了しました。ぐすん。
十分瀑布(十分の滝)への行きかた
十分の滝には鉄道で行くことができます。
台北駅から行く場合は、まず台北駅から台鉄に乗って瑞芳駅へ行きます。
瑞芳駅で平渓線に乗り換えて、30分くらいで十分駅に到着します。
平渓線は1時間に1本くらいしか走っていないので、発車時間に注意しましょう。
十分駅から十分瀑布公園までは、歩いて30分くらいです。
台北駅から十分駅までが1時間30分で、十分駅から十分瀑布公園までが30分なので、合わせると2時間くらいかかりますね。
効率よく観光地を巡りたい人は、おきのすけのように車をチャーターしたり、オプショナルツアーに申し込んで訪れるのもよいでしょう。
車で行く場合は、台北から十分瀑布公園まで1時間くらいで行くことができます。
ツアーの場合は、十分でランタンを飛ばしたり、九份の観光とセットになっているものが人気ですね。
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十分瀑布(十分の滝)の営業時間
十分の滝の営業時間は季節によって異なります。
夕方に十分の滝を訪れるような場合は、営業時間に注意しましょう。
開園時間9:00~18:00(最終入園時間17:30)
冬季(10月から5月)
開園時間9:00~17:00(最終入園時間16:30)
十分瀑布(十分の滝)の観光のまとめ
十分の滝はメインの滝のほかにもつり橋や自然などがあって、ちょっとしたピクニック気分を味わうことができます。
売店でおみやげを購入したり、食事をすることもできるので、行けばそれなりに楽しむことができると思いますよ。
ただ、台北市内から十分の滝だけを目的にして行くほどではないかな~。
十分でランタンを飛ばすついでに、十分瀑布(十分の滝)へ訪れるのがベストですね。
十分の滝を楽しんだあとは、十分駅の近くへ移動してランタンを飛ばしました。
そのときの様子はまた次回ということで。
よろしければ、引き続きお付き合いください。
ひとまず、以上!
~つづく~
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