はい。おきのすけです。
みなさん、資産運用してますか~。
「資産運用には興味があるけど、なかなか手を出す勇気がなくて……」という人も多いかもしれませんね。
少しでも興味があるなら、まずは学んでみましょう。
学んだうえで「やっぱりリスクは背負いたくないからやめておく」という結論に至るのであれば、それはそれでよいのです。
学んだ知識は決して無駄にはなりません。
気になっていたけど調べることもせず、後になってから「あの時、資産運用を始めておけばよかった~」なんて思うのが一番後悔するのではないでしょうか。
年をとってから始めるほど、資産運用はハイリスクになります。
逆に若いうちから始めて時間を長くかければ、リスクを減らして成果を上げやすくなります。
資産運用はできるだけ若いうちに始めたほうが有利なのです。
40代から資産運用を始めるのは遅いくらいですね。
資産運用をするか迷っている暇があったら、ひとまずネットや本で調べて学んでみましょう。
なんて偉そうに言っていますが、おきのすけも資産運用を始めたのは40歳を過ぎてからです。
もっと早く興味を持って始めていればなぁ~って、ちょっぴり後悔しています……。
そんなこともあり、いままで資産運用について学んだことがない人に向けて、おきのすけがオススメの書籍をご紹介します。
最近話題の「つみたてNISA」や「iDeCo」に興味がある人の基礎知識の習得にもオススメです。
目次
池上彰のお金の学校
みなさんご存知、池上彰氏の著書です。
「そもそもお金ってなんだ?!」というところから始まり、銀行が利益を得る仕組みや、投資の種類、はたまた保険や税金に至るまで、お金の基礎知識が分かりやすく書かれています。
お金は生きていくうえで大切なものなのに、あまり勉強をしたことがない人が多いのではないでしょうか。「もういい歳だし、そろそろお金のことを勉強をしなきゃ!」なんて思っている方にぜひオススメしたい本です。
最初にこの本でお金に関する全体的な知識を頭に入れて置くと、他の本を読むときに理解がしやすくなると思います。池上ブランドなので安心感がありますね。
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
聞き手の大橋弘祐氏が資産運用のド素人ということもあり、資産運用の初心者でも分かりやすい内容となっています。
山崎元氏と大橋弘祐氏の会話形式で書かれているため、とても分かりやすくスラスラと読めます。あまり本を読むのが得意ではない人にもオススメです。
預金、投資信託、住宅ローン、保険、NISA、確定拠出年金など、お金を増やすために何をすればよいのかが網羅されています。それぞれのテーマについて山崎元氏が「これは良い、あれはダメ」とバッサリ斬っていくのが痛快です。「え~、そんな断言しちゃっていいの?」と心配になる発言もチラホラ。
証券口座の開設方法や、国債やインデックスファンドの購入方法が詳しく解説されているので、すぐにでも実践してみたくなります。
ただ、インデックスファンドの一括購入を勧めている点は、王道から少し離れた考え方かもしれません。本書を読んでインデックスファンドの購入に興味を持たれた方は、購入前にドルコスト平均法について記載された本にも目を通してみることをお勧めします。
臆病者のための億万長者入門
これから資産運用を始めようとしている方には、ぜひ読んでいただきたい本。
株式、為替、金融商品、保険、不動産投資、年金などについて、切れ味の鋭い語り口で解説されています。
資産運用を始める前は、本書のタイトルのように「億万長者になれるかもしれない」というような淡い期待を抱きがちですが、それに対して著者は「確実に儲かる話はあなたのところには絶対に来ない」「安易に他人に頼るのは、破滅へと至るもっとも確実な方法」など、カモにならないための警鐘を鳴らしてくれます。
ウマい話しなんて転がっていないし、なにごとも自分で努力をしないとダメってことですね。
「億万長者入門」というタイトルに惹かれて本書を手にした人の中には「可能な限り長く働いて老後を短くし、資産運用は労働市場から富を獲得できなくなったときのための保険だと考えるべき」との筆者の見解にさみしさを感じる人もいるかもしれません。
とはいえ、圧倒的に弱い立場の個人投資家が自分の身を守るには、本書で語られているような意識をもって運用にあたることが必要なのかもしれませんね。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん
この本を読んで、お金に対する価値観が変わりました。
勉強・教育、仕事、お金などについて、金持ち父さんと貧乏父さんのそれぞれの考え方が対比されており、とても分かりやすいです。
お金持ちになるためには、どのような発想をすればよいのかを学ぶことができます。日本人の場合は、貧乏父さんにに共感する人も多いかもしれませんね。
「金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む」なんて言葉は耳が痛いです。てっきり持ち家は資産だと思ってましたから。
この資産(持っていると収入になるもの)と負債(持っていると支出になるもの)の考え方を学ぶだけでも、この本を読む価値はあります。
いくら頑張って働いても一向にお金が貯まらないという人は、本書を手にしてみてはいかがでしょうか。ラットレースから抜け出すことができるかもしれませんよ。
コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす
マンガと侮ることなかれ、この本で投資と投機の違いや、長期分散投資、ドルコスト平均法、複利の効果、リバランスに至るまで、積み立て投資の基礎をまんべんなく学ぶことができます。
貯蓄から投資へ進むキッカケとして最適な1冊です。最初にこの本で基礎を押さえてから他の書籍に進むとよいでしょう。
本書の大部分がマンガということもあり、短時間で積み立て投資の基礎をおさえることができる優秀な本です。
この本の難点を挙げるとすれば、主人公が20代のOLのためオッサンには感情移入ができないところです。
「20代から~」というタイトルですが、もちろん40代が読んでもタメになりますよ!
臆病な人でもうまくいく投資法
実際に投資を始めてみようと思うと、他の人がどのように投資をしているのかを知りたくなるものです。本書では既に投資を実践している11人の個人投資家の、リアルな投資体験を知ることができます。
個人投資家といっても我々と同じ、ごく一般的な社会人です。そのため親近感をもって読み進めることができましたが、同時に「みんなしっかりお金のことを考えていて偉いな~」って少々焦りました。
それぞれが投資を始めようと思った経緯や失敗談などは、とても興味深く面白いです。みんな最初は初心者で、試行錯誤の末に今の自分の投資スタイルを築いたのだということがよく分かります。読んでいるうちに「よし、自分も頑張るぞ!」という気持ちにさせられます。
個人投資家が実際に購入した商品についても記載されているので、ポートフォリオの構成で頭を悩ませている人にも参考になると思います。
ウェブで知識を吸収するのも良いですが、まずは何かしらの本を1冊読んで体系的な知識を身につけましょう。
その方が知識の身につき方が早いと思いますよ。