はい。おきのすけです。
みなさん、自宅で筋トレしてますか~。
自宅で筋トレをする際に欠かせないアイテムといえば、そう「ダンベル」ですよね。
おきのすけは長年スクリュー式のダンベルを使い続けてきたのですが、最近になって「FlexBell(フレックスベル)」というアジャスタブル(可変式)ダンベルに買い換えました。
その改善っぷりたるや「買うかどうか迷っていないで、もっと早く購入すればよかった~」って後悔したくらいです。
そこで今回は、皆さんにFlexBell(フレックスベル)をご紹介します。
購入してから2年以上使用した感想としては、フレックスベルは自宅で筋トレをしている人にとって現時点でベストなダンベルだと思います。
目次
スクリュー式ダンベルの不便な点
おきのすけは自宅でダンベルを使って筋トレをしています。いわゆる家トレ派です。
フレックスベルを購入するまでは、スクリュー式のカラーでウェイトを固定するタイプのダンベルを使用していました。
長年に渡ってスクリュー式のダンベルを愛用していたのですが、使っていて不便に思うことが多くなっていました。
特に使いづらさを感じていたのは以下の3点です。
・ウェイト変更の際、カラーの着脱に時間がかかる
・プレートの置き場に場所を取る
・オンザニーで太ももが傷だらけになる
ウェイト変更の際、カラーの着脱に時間がかかる
スクリュー式のダンベルを使っていて1番ストレスを感じていたのは、ウェイトを変更する際にカラーの着脱に時間がかかることでした。
ウェイトを変更するたびに何度もカラーをクルクル回して外さなければならないので、とっても面倒なんですよね。
ドロップセットで休憩時間を短くして筋肉をガッツリと追い込みたいときなどに、カラーをクルクルする時間がわずらわしく感じていました。
プレートの置き場に場所を取る
スクリュー式のダンベルは、使用していないプレートの置き場に結構なスペースを取ります。
筋トレを終えるたびに全てのプレートをシャフトに刺すのも面倒なので、ついついプレートを平積みにして置きっぱなしにしてしまうんですよね。
奥さんにとってはダンベルのプレートなんて邪魔でしかないので、いつも「部屋が狭くなる!」とブーブー言われていました。
オンザニーで太ももが傷だらけになる
スクリュー式のダンベルはプレートからシャフトが飛び出しているため、ダンベルベンチプレスの際にオンザニー(膝にダンベルを縦に乗せること)をすると、シャフトが太ももに刺さって傷だらけになってしまいます。
そのため、太ももにサポーターを巻いてオンザニーをしていたのですが、重いウェイトを扱うとサポーターをしていても太ももが傷ついてしまうんですよね。
そこで、太ももに刺さらないようにダンベルを浮かせてベンチプレスのスタートポジションに持っていこうとしたら、肩に強い負荷がかかって痛めてしまった、なんてこともありました。
スクリュー式ダンベルを卒業することにした
以上に挙げたようなスクリュー式ダンベルの不便な点が気になって、大好きな筋トレが億劫に感じてしまうこともありました。
そこで「このままではダメだ!」と思い立ち、長年慣れ親しんだスクリュー式のダンベルから卒業することにしました。
早速スクリュー式以外のアジャスタブルダンベルについて調べてみたところ、評判の良いダンベルが2つあることを知ります。
PowerBlock(パワーブロック)とBowflex(ボウフレックス)です。
当初は2つのうちのどちらを購入するかで悩んでいました。
しかし、パワーブロックとボウフレックスには以下のような懸念点があり、なかなか購入に踏み切ることができませんでした。
・普通のダンベルと重心の位置が異なる(パワーブロック)
・どんな重量であっても横幅の長さが一定(ボウフレックス)
・重さがポンド表示(パワーブロック)
・価格が高い(両方)
FlexBell(フレックスベル)を知る
パワーブロックとボウフレックスのどちらにするかを迷っていたところ、スウェーデン製の新たなアジャスタブルダンベルが日本で発売されることを知りました。
それがFlexBell(フレックスベル)です。
詳しく調べてみると、なんとスクリュー式ダンベルで不便に思っていた点のみならず、パワーブロックやボウフレックスで気になっていた点までもが全て解消されているではありませんか!
そのうえパワーブロックやボウフレックスと比べて価格も安い!!
さらに見た目がカッコいい!!!
フレックスベルは、おきのすけの希望をすべて叶える夢のような製品でした。
そこで早速ポチりました!……と言いたいところですが、パワーブロックやボウフレックスよりも安いとはいえ、おきのすけの財力では迷わずポチれる価格ではありません。
フレックスベルを知ってから、購入するまで3ヶ月くらいは悩んだと思います。
FlexBell(フレックスベル)の仕様(32kgタイプ)
FlexBell(フレックスベル)はスウェーデンのNÜO Athletic innovation社が開発・製造しているアジャスタブルダンベルです。
サイズ
ダンベルのみ 長さ 約430mm 幅 約280mm 高さ 約170mm
台座含む 長さ 約490mm 幅 約280mm 高さ 約180mm
従来使用していたスクリュー式のダンベル(30kg)と比べてみると、シャフトが太くて少し長いかな~といった感じです。
プレートに関しては、スクリュー式のダンベルよりもだいぶ小さくなっています。
ウェイトの調整可能段階数
2kg 4kg 8kg 12kg 16kg 20kg 24kg 28kg 32kgの9段階
重量の調整は4kg刻みになります。ちょっと上り幅が大きいですね。
もっとも、フレックスベルは使い方によって2kg刻みにすることも可能です。
後ほど詳しくご説明します。
なんと、フレックスベルから待望の2kg刻みバージョンが発売されました!
従来のフレックスベルよりも細かく重量が設定できるようになったので、筋トレ初心者や女性にも扱いやすくなりましたね。
2kg刻みバージョン(32kgタイプ)では「2kg 4kg 6kg 8kg 10kg 12kg 14kg 16kg 18kg 20kg 22kg 24kg 26kg 28kg 30kg 32kg」の16段階で調節が可能です。
20kgタイプの2kg刻みバージョンもあります。
20kgタイプの場合は「2kg 4kg 6kg 8kg 10kg 12kg 14kg 16kg 18kg 20kg」の10段階で調節が可能です。
FlexBell(フレックスベル)のレビュー
それでは、いよいよフレックスベルのレビューをします。
おきのすけが思うフレックスベルの主な特徴は、以下の3つです。
・ウェイトの変更が超簡単でスピーディー
・スタイリッシュなデザイン
・固定式ダンベルと同じ使用感
ウェイトの変更が超簡単でスピーディー
ウェイトを変更するときは、台座に乗せた状態でシャフトを軽くひねるだけです。
初めて使ったときは、あまりにも簡単にウェイトが変更できるので「今までカラーをクルクルしていた時間は、いったい何だったのだろうか……」と放心するくらいの衝撃を受けましたよ。
フレックスベルを使うようになってからは、筋トレにかかる時間が大幅に短縮されました。
瞬時にウェイトを変更できるので、ドロップセットもやりやすいです。
以前はカラーをクルクルしている間に集中力が切れてしまうようなこともありましたが、フレックスベルを使ってからはそのようなことがありません。
クルクルでイライラすることがなくなったので、いままでよりも筋肉に意識を集中できるようになりました。
スタイリッシュでコンパクトなデザイン
【スタイリッシュ】
フレックスベルは見た目がスタイリッシュで、部屋の片隅に置いても景観を損ねることがありません。
北欧デザインの担い手としても知られるスウェーデンならではのオシャレさですね。
以前に使用していたスクリュー式のダンベルは「いかにも筋トレの道具」という見た目だったので、奥さんからは「部屋が汗臭そうに見える」と大変不評でした。
それをフレックスベルに変えてからは、奥さんから文句を言われなくなったどころか「使ってみたい!」とまで言われる始末です。
【コンパクト】
スクリュー式のダンベルを使っていたころは、使用していないプレートを床に平積みで置いていたこともあり、ダンベル一式が部屋の中で結構なスペースを占領していました。
その点、フレックスベルはプレートがコンパクトに台座へ収納されているため、台座の大きさ以上のスペースを占領することがありません。
筋トレに使うダンベルはフレックスベルのみで足りるので、長らく使っていたスクリュー式のダンベルや鉄アレイは処分してしまいました。
フレックスベルのおかげで、筋トレ器材が部屋を占領するスペースをだいぶ減らすことができましたよ。
固定式ダンベルと同じ使用感
スクリュー式のダンベルを使用しているときは、オンザニーをするとシャフトが太ももに刺さって傷だらけになっていました。
フレックスベルの場合は、固定式ダンベルと同じように側面が平らな構造になっているため、オンザニーをしても太ももが傷つきません。
また、パワーブロックやボウフレックスの場合は「普通のダンベルと重心の位置が異なる」「どんな重量であっても横幅の長さが一定で変わらない」などの不便な特徴がありますが、フレックスベルは固定式ダンベルと同じような使用感を得ることができます。
フレックスベルの気になる点
おきのすけの理想に限りなく近いダンベルのフレックスベルですが、気になる点がまったく無いというわけではありません。
主な気になる点は、以下の3つです。
・ウェイトが4kg刻み
・若干、グリップが太い
・たまに余計なプレートがついてくることがある
ウェイトが4kg刻み
フレックスベル(32kgタイプ)のウェイトは、2kg、4kg、8kg、12kg、16kg、20kg、24kg、28kg、32kgの9段階です。
2kgから4kgに変更する場合の他は、4kg刻みでウェイトを変更することになります。
おそらく、フレックスベルの購入を検討している人が一番気がかりなのは、この「4kg刻み」という点ではないかと思います。
胸や足などの大きな筋肉を鍛える場合であれば4kg刻みでもよいかもしれませんが、腕や肩など比較的小さな筋肉を鍛える場合は4kg刻みだと上り幅が大きいですよね。
4kgの次が8kgというのは、筋トレ初心者の人には相当厳しいです。
おきのすけも4kg刻みの点が気になって、しばらく購入するのをためらっていました。
しかし、この点は以下の裏技によって2kg刻み(なんなら1kg刻み)でウェイトを変更することが可能です。
ウェイトを2kg刻みにする裏技
フレックスベルには上の写真の真ん中のプレートのように、1セットだけ中が空洞になっているプレートがあります。
この「空洞のプレート」は1枚で1kgです。ダンベルの左右にセットすると計2kgになります。
その他のプレートは、写真の右端のプレートのように空洞にはなっていません。
こちらの「その他のプレート」は1枚で2kgです。ダンベルの左右にセットすると計4kgになります。
この空洞のプレート(左右セットで計2kg)を任意の位置でその他のプレート(左右セットで計4kg)と差し替えることによって、2kg刻みでウェイトを変更することが可能です。
例えば、購入時には中心から2枚目のプレートが空洞のプレートになっていますが、これを3枚目のプレートと差し替えることによって6kg(2kg + 4kg = 6kg)のダンベルにすることができます。
同じように空洞のプレートを挟む位置を変えることにより、10kgや14kgのダンベルにすることも可能です。
なんなら、ダンベルの左右の重さが異なっても構わないのであれば、5kgや7kgのダンベルにすることだってできちゃいます。
ただし、空洞のプレートを挟む位置を変えた場合はグリップ部に表示される数字と重さが異なることになるので、合計で何kgになっているかを自分の頭で覚えておく必要があります。
その点だけ気をつければ、フレックスベルを2kg刻み(なんなら1kg刻み)のダンベルとして使うことが可能です。
空洞のプレートとその他のプレートを入れ替えるのは手間といえば手間ではあるのですが、スクリュー式のカラーをクルクルするのに比べたら全然ラクですよ。
2020年現在では、2kg刻みバージョンのフレックスベルが販売されています!
若干、グリップが太い
フレックスベルは、今まで使用していたダンベルと比べて、若干グリップが太いです。
そのためか、今までよりも握力の減りが早くなったように感じます。
とはいえ、先に握力がなくなってしまったがために、追い込みたい筋肉を追い込めないのでは悲しいですよね。
そこで、おきのすけはパワーグリップで握力を補強しています。
以前から使用しているのでフレックスベルを使うために買ったわけではないのですが、デッドリフトやワンハンドローイングなどで大活躍するのでオススメの筋トレアイテムです。
パワーグリップについては、以下の記事をご参照ください。
新商品の2kg刻みバージョンは、従来のフレックスベルよりもグリップが若干細くなっています。
たまに余計なプレートがついてくることがある
フレックスベルを使用するうえで一番気をつけなければならないのは、ダンベルを台座から引き上げる際にたまに余計なプレートがついてきてしまうことです。
例えばダンベルを4kgで使用する場合は、グリップに固定されているプレートのほか、左右にプレートが1枚ずつついているのが正しい状態なのですが、たまにプレートが2枚ついてくることがあります。
たいていは左右のどちらか片方のみに余分なプレートがついているので気がつきますが、ドロップセットなどで急いで追い込んでいるような場合は、気がつかない可能性もあるので注意が必要です。
余分についてきたプレートは、ちょっとした振動でダンベルから外れるので、足の上などに落としたらケガをしてしまうかもしれません。
そのため、台座からダンベルを持ち上げるときは、プレートの数が左右で揃っているか必ず確認するようにしましょう。
しばらくフレックスベルを使い続けたところ、あまり余計なプレートがついてこなくなりました。
オンザニーをしたときに、太もものアブラがプレートについたりするからですかね……。
台座を床に置いて使うのは不便かも
フレックスベルは台座に置いた状態でないとウェイトを変更することができないため、ウェイトを変更するたびに台座へ戻す必要があります。
台座を床に置いていると、いちいち体をかがめてダンベルを台座に戻さなければならないので、少し不便に思うこともありますね。
そこで、高い机や台などがある場合は、その上にフレックスベルの台座を置くことができないか検討してみましょう。
床よりも少し高い位置にフレックスベルの台座を置くだけで、筋トレの効率が大きく変わりますよ。
なお、フレックスベル専用のダンベルスタンドも発売されています。
※従来の4kg刻みのフレックスベルと、新商品の2kg刻みバージョンのフレックスベルではダンベルスタンドが異なるので、購入する場合は注意してください。
フレックスベルの残念なところ
フレックスベルの残念なところは、今のところ最大で32kgのセットまでしかないことです。
40kg以上のダンベルが欲しい場合は、他の製品になっちゃいますかね。
アジャスタブルダンベルなら、フレックスベルで決まり
以上のように少し気になる点はあるものの、おきのすけとしては「もっと早く使い始めればよかった~」というのが率直な感想です。
今までしていた筋トレは何だったんだろう……ってくらいに、筋トレが超はかどります。
なお、フレックスベルには20kgのタイプもあるので、スタイリッシュな筋トレ女子にもオススメです。
なんにせよ、アジャスタブルダンベルならフレックスベルを選んでおけば後悔することはないと思います。
ひとまず、以上!
フレックスベルを購入する場合は、商品が届く前に玄関をキレイに片づけておくことをオススメします。
箱が非常に重たくて移動が困難なため、おそらく玄関で商品を取り出すことになると思いますので……。