はい。おきのすけです。
みなさん、Queen(クイーン)の映画「ボヘミアン・ラプソディ」は観ましたか~。
クイーンはおきのすけが青春時代に最も愛したアーティストです。
社会人になってからは音楽から少し離れてしまっていたのですが、クイーンの映画が公開されると聞いたら居ても立ってもいられなくなり、公開翌日に映画館へ行ってきました。
映画を観た感想はというと、超絶感動しました!
クイーンのファンとして、この映画の制作に関わった全ての人に感謝をしたい気持ちです。
そこで今回は、クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」をご紹介します。
目次
映画「ボヘミアン・ラプソディ」とは
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、世界的に人気を博したロックバンド「Queen(クイーン)」のリードボーカルであるFreddie Mercury(フレディ・マーキュリー)の半生を描いた映画です。
クイーンのメンバーであるBrian May(ブライアン・メイ:ギター)とRoger Taylor(ロジャー・テイラー:ドラム)が音楽の総指揮を務めていて、劇中の楽曲では主に生前のフレディの歌声が使用されています。
クイーンの結成から伝説のライヴエイドでのパフォーマンスに至るまでのフレディの輝かしい軌跡と、その裏に潜む孤独や挫折や裏切り、そして愛と友情と絆が描かれた人間ドラマになっています。
監 督:ブライアン・シンガー
出 演:ラミ・マレック、ルーシー・ボイントン
配 給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox
ボヘミアン・ラプソディ公式サイト
クイーンのファンに刺さる内容
当初、おきのすけはクイーンに対する思い入れが強いため、純粋に映画を楽しむことができないんじゃないかと思っていました。
しかし、そんな不安は全くの杞憂に過ぎませんでした。
むしろ、映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、クイーンを愛してやまない人にこそ是非観てほしい映画です。
ファンどころかマニアの目にも耐えうる作品になっていると思います。
なお、クイーンに対する思い入れの強い人は、吸水性に優れたハンカチを持参したほうがよいかもしれません。
きっと、たくさん涙を流すことになると思いますので。
クイーンのファンじゃなくても楽しめる
おきのすけの奥さんはクイーンのファンではないのですが、映画として純粋に面白かったと言っていました。
家に帰ってきてからYouTubeでクイーンの映像をずっと見ているので、すっかりクイーンにハマったみたいです。
クイーンを知らない若い世代には「あの『Lady GaGa(レディー・ガガ)』の芸名は、クイーンの『Radio GaGa(レディオ・ガガ)』という曲に由来しているんだよ~」とでもいえば、少しはクイーンのスゴさが伝わりますかね。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観るべき5つの理由
【理由1】人間ドラマとして珠玉の出来
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、人間ドラマとして素晴らしい出来だと思います。
主人公のフレディ・マーキュリーは、クイーンのボーカリストとして輝かしい栄光を収める一方で、次第に拭いきれない孤独を抱えるようになります。
そこには移民であることによる差別や、性的なマイノリティであることなど、複雑な事情も絡んできます。
次第にクイーンのメンバーとの間に確執が生まれ、恋人も離れていくようになり、フレディがどんどん孤独を深めていく姿は何とも痛々しく、胸が締め付けられる思いがしました。
やがてフレディは自分の犯した過ちに気づき、大切な人たちとの絆を取り戻すのですが、その時にはフレディの体に異変が……。
【理由2】クイーンの名曲が盛りだくさん
映画「ボヘミアン・ラプソディ」では、クイーンの名曲がふんだんに使われています。
We Will Rock You(ウィ・ウィル・ロック・ユー)やWe Are the Champions(伝説のチャンピオン)などは、クイーンのことを知らない人でも曲は聞き覚えがあるのではないでしょうか。
他にもテレビのCMで使われていた曲などもあるので、クイーンに初めて触れる人でも「あ、この曲はクイーンの曲だったんだ!」という発見があったりして楽しむことができると思います。
エンドロールの最後の最後まで名曲揃いなので、ぜひ最後の1曲まで楽しんでください。
クイーンのファンにとっては、慣れ親しんだ名曲たちを映画館の大音量で聞くことができるという、とても幸せな体験をすることができます。
過去のライブで収録された曲も多く使われているので、コアなファンの人でも初めて耳にする音源があるかもしれませんね。
【理由3】キャストが激似
驚くべきことに、クイーンのメンバーを演じているキャストが全員が激似です。
特にブライアンの完成度がすごいです。
若いころの本人の映像を使っているんじゃないかと思うくらいにそっくりです。
フレディについては最初は「う~ん」という感じでしたが、映画が進むにつれてだんだんとフレディに見えるようになってきました。
何気ない仕草や、少しクセのある立ち方や動きなどはフレディそのものです。
特に終盤のライヴエイドのシーンは、フレディの魂が乗り移ったんじゃないかと思うくらいの圧巻のパフォーマンスでした。
その他のキャストも研究を重ねて役を作り上げたであろうことが伝わってきて、クイーン好きとしてはキャスト全員に心から感謝したい気持ちになりました。
【理由4】クイーンのファンにはたまらないエピソードが盛りだくさん
映画「ボヘミアン・ラプソディ」には、クイーンのファンにはたまらないエピソードが盛りだくさんです。
タイトルの「Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)」、「We Will Rock You(ウィ・ウィル・ロック・ユー)」、「Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)」などの名曲が誕生したエピソードシーンなどは、クイーンのファンとして大変興味深かったです。
メンバー全員で楽しそうに作曲しているシーンなどは、ファンからすると見ていて嬉しくなってしまいますね。
フレディといえばマイクスタンドを持って歌うスタイルがトレードマークですが、そのスタイルが生まれたときのエピソードもありました。
他にもロジャーがブライアンとジョンから「I’m in Love With My Car (アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー)」の詩についてイジられていたり、フレディがジョン(ジョン・ディーコン:ベース)に「Spread Your Wings(永遠の翼)」について語りかけるシーンがあったりと、クイーンのファンなら嬉しくなるシーンが盛りだくさんです。
メンバーのなかでジョンがいい味を出しているのも、ファンにとってはたまらないですね。現実のジョンは元気かなぁ……。
【理由5】映画館がライブ会場に
物語の終盤にライヴエイドでの伝説のパフォーマンスを再現したシーンがあるのですが、この完成度がものすごいことになっています。
クイーンの4人のメンバーだけでなく、客席の熱気やコンサートスタッフの雰囲気にいたるまで、当時の状況を忠実に再現しています。
とくにフレディを演じたラミ・マレックは、フレディの魂が乗り移ったかのようなパフォーマンスを見せてくれます。
ライヴエイドのシーンは21分にも及びますが、まったく長く感じません。
「まさかクイーンのライブを映画館の大音量で観ることができる日がくるとは……。しかも、よくここまで再現できたものだ。」
おきのすけはライヴエイドのシーンで、感動のあまり体の震えを抑えられないくらいに号泣してしまいました。
そのうえ全身から汗も噴き出して、頭のテッペンからつま先までグショグショです。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を実際に観た感想
ご参考までに、クイーンファンのおきのすけが、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観た感想を簡単に述べます。
20世紀フォックスのファンファーレでやられた
おきのすけは映画「ボヘミアン・ラプソディ」の情報を事前に全く見聞きせずに鑑賞しました。
知っていたのはクイーンについての映画ということくらいです。
そしたら、映画が始まる直前に流れた20世紀フォックスのロゴのファンファーレが、なんとブライアンのギターではないですか!
まずそこで全身に鳥肌が立って、いきなり期待値がMAXまで上がりました。
オープニングの「Somebody To Love」で涙
続いてのオープニングシーンで、フレディの背中をバックに「Somebody To Love(愛にすべてを)」が流れた途端、不覚にも涙してしまいました。
なぜ涙を流したのかは自分でもよく分かりません。
フレディに対する懐かしさと、フレディを映画館で観ることができたという感慨深さなど、いろいろな感情が入り混じって自然と涙があふれてきました。
クイーンのマニアにも、たまらない内容
そして、なんと次に流れた曲は「Doing All Right(ドゥーイング・オール・ライト)」です。
大衆向けの映画だからメジャーな曲ばかりが流れると思っていたので、まったく予想外の曲の登場に心をわし掴みにされました。
続いてティム・スタッフェルがスマイルというクイーンの前身といえるバンドを脱退するときのエピソードなども出てきて、眠っていたマニア心が強く刺激されました。
他にもフレディが自宅で日本の着物を着ていたり、デライラを初めとした飼い猫たちが出てきたりと、ファンならニンマリしてしまうシーンが盛りだくさんです。
なぜだか体の震えが止まらない
その後もクイーンの曲が流れるたびに感動で体が震えました。
映画を観て感動で体の震えが止まらないなんて、人生で初めての経験です。
「こんな状態じゃ、まともに最後まで映画を見続けることができないんじゃないか」と不安に思うくらいでした。
結局、映画の最後まで「曲がかかるたびに感動で体が震える」という現象が続きました。
ラストで感動の嵐
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は人間ドラマとしての完成度も高いのですが、やっぱりクイーンのファンとしては音楽が一番の見どころ(聴きどころ?)です。
最後のライヴエイドのシーンでは、感動しすぎて震えながら号泣してしまいました。
そしてエンディングを迎えた後、エンドロールで明るい曲がかかったので「よかった、よかった」と思ったのもつかの間、その後にかかった曲が……。
そこで完全に涙腺が崩壊しました。あの曲は泣かせにかかってないか~。
エンディング後
すっかり泣き疲れて、エンドロールが終わった後もしばらく席から立ち上がることができませんでした。
映画を観たあとに立ち上がることができなかったなんて、生まれて初めてのことです。
生きている間に、こんなに素晴らしい映画に出会うことができて本当に良かった!
家に帰ってからYouTubeで実際のライブエイドの映像を見てビックリしました。
ピアノの上に置いてあるドリンクまでほぼ一緒!
ここまで忠実に再現してくれた制作陣には、感謝の気持ちでいっぱいです。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」で気になったこと
エピソードの時系列やタイミングが事実と異なる?
おきのすけはクイーンのファンなので、クイーンやフレディの歴史については少し知っています。
そのため「あれ、ブライアンと出会う前にメアリーと出会うの?」とか「え、ジムって使用人だったっけ??」など、知っている事実と違う場面がいくつかありました。
ちなみに、事実ではメアリーとはブライアンの紹介で出会い、ジムとはロンドンのナイトクラブで出会ったとされています。
曲が発表される順番も、時系列が違っているところがありました。
マーク・マーテルの歌声が激似すぎ
最初の映画紹介のところで「劇中の楽曲では主に生前のフレディの歌声が使用されている」と書きましたが、「主に」ということはフレディの歌声ではないものもあるということです。
では誰の歌声なのかというと、マーク・マーテルというカナダ出身のロックシンガーの歌声です。
マーク・マーテルはロジャーがオーディションで発掘したミュージシャンです。
以前にこの動画が話題になりました。
これだけソックリだと、おきのすけの耳ではどこがフレディの歌声で、どこがマークの歌声なのか判別できません。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のまとめ
映画の内容も素晴らしかったですが、自分と同じクイーンのファンや、クイーンに興味を持ってくださった方々と一緒に映画を観ることができたことも非常に嬉しかったです。
昔からのクイーンのファンだと、おきのすけの親くらいの年齢になりますが、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のおかげで世代の違う方々と同じ感動を一緒に味わうことができて、本当に素敵な時間を過ごすことができました。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を制作してくださったスタッフの方々や、出演したキャストの皆さんに心から感謝いたします。
この映画もいずれは家のテレビで観ることができるようになると思いますが、できれば映画館の大画面と大音量で迫力のライブを楽しんでいただきたいです。
今は亡きフレディ・マーキュリーのライブを、劇場の巨大なスクリーンでで楽しむことができるチャンスなんて、そうそうあるものではありません。
少しでも興味があったら、ぜひ劇場でご覧ください!!
おまけ~家でもクイーン三昧~
ブルーレイ&DVDで感動再び
2019年4月17日に映画「ボヘミアン・ラプソディ」のブルーレイ&DVDが発売されました。
4月17日といえば「クイーンの日」。
クイーンが初来日した1975年4月17日から40年後の2015年に、日本記念日協会によって4月17日が「クイーンの日」として認定されています。
サウンドトラックもおすすめ
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見終わったあと、帰宅する電車の中で早速サウンドトラックをポチりました。
最近は音楽をストリーミングで買うことが多いのですが、クイーンについては形のあるもので残しておきたいと思いCDで購入しました。
また、ライブ音源が数多く収録されており、完全未発表の貴重なトラックも収録されていたりと、クイーンマニアにも放っておけない内容になっています。
先ほど感想のところで触れた「Doing All Right(ドゥーイング・オール・ライト)」という曲は、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のために新録されたのですが、なんとスマイルのボーカルだったティム・スタッフェルも参加しているのです!
これからクイーンを聞いてみたい人は
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見てクイーンに興味を持ったけど、どのアルバムがおすすめなのか分からない! という人は、ひとまず「グレイテスト・ヒッツ1・2」から聴いてみましょう。
グレイテスト・ヒッツ1は、イギリスの歴史上で最も売れたアルバムです。
グレイテスト・ヒッツ2の販売数も歴代10位ですから、いかに本国イギリスでクイーンが愛されているのかが分かりますね。
「グレイテスト・ヒッツ1・2」の中に気に入った曲があったら、次にその曲が収録されているアルバムを聴いてみるとよいでしょう。
輸入盤でもよければ、「グレイテスト・ヒッツ1・2・3」を1つにまとめたセットが販売されています。
オリジナルの「グレイテスト・ヒッツ」よりも曲が短縮されているものもありますが、ひとまずクイーンの曲をたくさん聞いてみたいということであれば、こちらから聞いてみるのも良いでしょう。
クイーンのファンの人には
クイーンが40年以上も前に行ったライブのDVD/Blu-rayが販売されていることはご存知でしょうか。
1974年にロンドンのレインボー・シアターで行われた、サードアルバム「シアー・ハート・アタック」の発売に伴うツアー公演の映像がDVD/Blu-rayで販売されています。
まだ「ボヘミアン・ラプソディ」が生まれる前の貴重なライブ映像ですね。
ひとまず、以上!
どうせなら音響の優れたドルビーアトモス(dolby atmos)が導入されている映画館で観たいな~。
【2018.11.18追記】
昨日さっそくドルビーアトモス(dolby atmos)が導入されている映画館で観てきました。
普通の映画館で観るのとは、重低音の響きがぜんぜん違いますね。
終盤のライブシーンを堪能したい方は、ぜひドルビーアトモス(dolby atmos)を導入している映画館でご覧ください。
1度見た映画なのに、また泣いちゃいました……。